カテゴリ:美術・写真展
私が本物のポンペイの遺跡を訪れたのは18年も前の話。
壁画に残っている鮮やかな色彩と文化水準の高さににびっくりしたのを覚えています。 ヴェスヴィオ山もまだ煙が出てました。 今も同じかな?非難するための高速道路を作っている時に新たな遺跡が見つかったらしいから、まだヤバイ?! 西暦79年8月24日午後1時、ヴェスヴィオ山が噴火。ポンペイなど周辺の町は一瞬にして埋没してしまいました。 発掘調査は考古学だけではなく、火山学や地理学などさまざまな専門の研究がなされ、メカニズムも分かってきました。 昔は火山灰とか溶岩が降り積もっただけだと思っていたけど、ドキュメント番組とかを見ると、400度にも達する高温のガスと火山灰を含むサージの発生(速度が速い)が致命的だったようです。 発掘が始まったのは18世紀。まだまだこれから新しい発見があるでしょうね。 6年ほど前のイタリア年の時の「ポンペイ展」は古代ローマの日常(パン屋さんや居酒屋)を再現したもの(古代ローマのパンも試食したけど、あんまり美味しくはなかった・・舌が贅沢になってるからねぇ)や、遺体のあった所の空洞にシリコンを流し込み、型を取るという技術が紹介されていました。 今回も型取りした遺体が、死の瞬間そのままに展示されていて、ちょっと恐かった~ ヘビ型の腕輪;ポンペイ出土 今回の展示のメインは宝飾品持てる限りの財産を手に逃げ出したんだろうね。 黄金やエメラルドの輝きは今も失われていませんでした。今でも充分通用するデザインもたくさんありますよ。 竪琴弾きのアポロ フレスコ壁画や彫像を見ても、鉱山が自給自足だったと聞くと、ローマ帝国の広大さに改めて感心します。 今、議論を呼んでいるのが「主人から女奴隷へ」と書かれた黄金の腕輪。発掘された5年ほど前には、主人から売春婦に贈られたとする説が有力だったのに、最近になって、女性は有能な召使で、主人から大きな信頼を寄せられていたと考えられるようになっているらしい。 これからの発掘と共に、新しい発見が楽しみ~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.12.23 18:04:12
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