カテゴリ:美術・写真展
開催日: 2007年2月24日(土)~3月11日(日) 会場: ATCミュージアム 大阪市住之江区南港北2-1-10(ニュートラム:トレードセンター前) 入場料: 500円(税込み/中学生以上) 宗教法人「真如苑」を開いた伊藤真乗(しんじょう)(1906~89)の生誕100周年を記念した『伊藤真乗の目と手』展が開幕しました。仏像好きなので、友達に誘われて行ってきました。 真乗は真言宗醍醐派総本山、京都の醍醐寺で修行し、後に真如苑の開祖となった人です。 真乗が作った仏像や刻字、書、絵画など計約120点が初めて一般公開されていました。 時代ごとに仏像には流行のスタイルというものがありますが、真乗は「昭和の仏師」と呼ばれていただけに、現代に通じるものがあります。 大日如来や阿弥陀如来の微笑みは可愛いかったです。 私が好きだったのは「普賢延命菩薩像(ふげんえんめいぼさつ)」。 凛々しい顔立ちが格好良い~。千本の手は無いけど、20本の手が命を助けてくれます。 対照的に「滅悪趣菩薩像」は茶目っ気たっぷり。 「不動明王」は迫力満点。 「聖(しょう)観音菩薩立像」や「出山の釈迦像」の衣の流れは優雅。 自ら作られた本尊の巨大な涅槃像もすごかったですが、その光背には、5体の大日如来と6対の阿弥陀如来が配され、モダンな造り。 大日如来は、智拳印と定印を結び、阿弥陀如来は上品・中品・下品の3種の印で細かく作り分けられています。 高校の倫理で「釈尊」の本を読んで、哲学的に感動した覚えがありますが、大乗仏教として日本に伝わってきてから、いろんな仏の姿が偶像崇拝されるようになったので、密教曼荼羅とか把握しきれませんね。 書の「常楽我浄」はチラシに載っていたものより、掛け軸になった字の方がしなやかで力強く惹かれました。 2月とは思えない暖かさ。海岸沿いを散歩するのも気持ちが良いですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年02月27日 01時35分23秒
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