カテゴリ:美術・写真展
![]() 今回の展覧会では、ルネッサンスの巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチの『受胎告知』(1472-73年)[ウフィツィ美術館蔵]が目玉作品。 ![]() 絵の前を通過するのはわずかな時間。 ちょっと列から離れた所からは見れるので、双眼鏡が必要ですね。 この素晴らしい作品が20歳過ぎそこそこで完成されていたなんてびっくりです。 ルネッサンス期の遠近法の技術が見事に表現され、水の渦巻きの研究は巻き毛の表現にも結実されているようです。 彼は絵画のみならず天文学、物理学、解剖学、建築学など多彩な分野に才能を発揮していたことが「手稿」と呼ばれる素描やメモを書きためた手帳に残されています。 絵画とは対照的に膨大に残された手稿は、レオナルドの英知を解きほぐす手がかりです。 手稿類などの最新の研究成果を紹介し、映像や模型を使い、科学、芸術にわたる「万能の人」の真の姿を解き明かすことを試みています。 『最後の晩餐』(1498年)の登場人物の表情を俳優さんが演じて、心の動きを説明しているのが興味深かったです。 前にみたビル・ゲーツ所有の「レスター手稿」は鏡文字がびっくりでしたが、今度の展示の方がもっと分かり安かったです。だけど、やっぱり難しいこと一杯なので、久しぶりに図録を買ってきてしまいました。いつ読むんだって感じですが・・・。 ウフィツィ美術館も是非訪れてみたいなあ。これもいつになるんだあ・・・。 詳しい展覧会情報は下記に↓ http://www.leonardo2007.jp/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.29 10:38:59
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