カテゴリ:演劇
ここ最近、土日も仕事だったりして、久しぶりの平日のお休み。
本格的な衣替えや、バイクでいろいろ用事に走ろうと思っていたのだけど、あいにく一日中、雨模様。 インドアで何かないかと探していたら、すごく久しぶりの梅若先生出演を発見しました。 泉鏡花の「夜叉ヶ池」は読んだことがなかったので、夜叉ヶ池伝説(龍神に身を捧げた娘の話)だと思ってたけど、舞台の方はちょっと違ってました。 「村人が鐘をつき続ける限り、村を水没させない」という言い伝えを守って日に三度の鐘をつき続ける萩原晃(あきら)。 彼は孤児の百合と幸せに暮らしていたが、伝説を信じない村人達は、雨乞いのために百合を人身御供にしようとする。 萩原の親友・山田や夫を巻き込むことに悲観して、百合は自害してしまう。 夫・晃も後を追ったため、鐘はつかれず、洪水が村を飲み込み、夜叉ヶ池の主・白雪姫は、恋慕う千蛇ヶ池の若君の元へと・・。 ●監修・出演 : 梅若六郎 ●スーパーバイザー : 野村萬斎 ●演 出 : 高橋正徳 ●原 作 : 泉鏡花「夜叉ヶ池」より ●台 本 : 村上 湛 ●出演者 : 夫・萩原晃…湖月わたる 妻・百合…牧瀬里穂 山田…小林十市 白雪姫… 梅若六郎 (他) 尾上青楓 中村梅枝 石橋徹郎 大滝 寛 【感想】 古典芸能の能と狂言と、現代劇(というか、宝塚?女性が男役をするからさもありなん。)がうまく融合されてました。 ちょっと線は細い気はしたけど、さすが元宝塚男役トップスター。最後に二人で死に行く姿は美しかったですねぇ。 牧瀬さんの舞台は初めて見たけど、なかなかしっかりしている子なのね。可愛いし 小林さんはバレエダンサーとしての顔しか知らなかった。演技もやるもんじゃん。 日本舞踊は、実際に映画「夜叉ヶ池」も撮ってる玉三郎さんの踊りが見たいところだけど、それは贅沢よね。 狂言は全員がお面を付けての演技。コミカルで面白かった~ プログラム買わなかったので、誰がどの役かは分かりませんが。 配役ぐらい書いといて欲しいな。 そして、なんと言っても、梅若先生の存在感 一部だったので、堪能とはいきませんでしたが、メインなだけに固唾を飲んで見てしまいました。 普通、能では静々と退場してしまったらそれまでで余韻を残していくものですが、カーテンコールに応えて、再び登場し、礼までしたのにはちょっと笑っちゃった。 美しい衣装を見れたから良しとしましょう。 1時間45分でS席11,000円は痛かったけど、久しぶりの観劇、楽しみました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.20 01:50:43
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