|
カテゴリ:自己啓発本
教育に関する優れた洞察の書。
意味を考えず機械的に「答え」を出すことに優れた子どもたち。そのようなゆがんだ子どもを生み出す現代教育に異議を唱え、子どもが生まれながらに持っている意欲や才能を「引き出す」ことの大切さを訴えています。 本書の特筆すべき点は、「不登校児は、なぜ学校に行けないのか、自分でもわからない」「不登校児は、水が汚れると真っ先に死んでしまうメダカのような存在」と指摘しているところ。生粋の人間に対する理解があり、著者がいかに優れた教育者であるか知ることができます。 ややひねった書名ですが、私であれば、「子どもの能力を生かすための教科書」といったタイトルにしたいところです。 *********************************************************** 「お母さんは勉強を教えないで」 (新潮文庫) 著者 見尾三保子 発行所 株式会社新潮社 定価 本体476円+税 *********************************************************** お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月22日 07時31分22秒
コメント(0) | コメントを書く
[自己啓発本] カテゴリの最新記事
|