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2週間前の火曜日(6月7日)、オークションの買付品を日曜、月曜に梱包し、20キロ弱のカートン二つを郵便局から発送した。
私はこの梱包の肉体労働のあとはリハビリのためプールで泳ぐ。 プールでいつものように700メートル泳いだ後、急いでスーパーで買い物をした。 今が旬のアスパラガス、ドイツで取れたいい匂いのするイチゴ、アスパラガスによく合うドイツ産シャンペンMummなどを買う。 ガレージに車を入れ、荷物を下ろしていると、さぁ~と見慣れない車が私の隣に入ってきた。その車はカブリオ(日本語でオープンカー?)、ドライバーは一発できれいに入れた。 誰だろう? どちらが先に挨拶をしたか、私は覚えていない。 「変わった車ですね。なんていう車ですか?」 「フェラーリです」 私はしげしげと車を見た。高そうな車だなあ~。 かっこいいなあ~、車も、運転手も! でも、でも、私は、、、、 水泳のあと髪は洗いっぱなし、水着やタオルを入れたリュックサックをしょい、片手にゼクトやアスパラガスを入れたビニールのさえない買い物袋を下げ、もう一方の手にはイチゴを入れたパックをもっていた。 彼は「イチゴ摘みに行ったんですか?」と聞いた。 「いいえ、スーパーで買ってきたんです」 (よかったらいっしょに食べます~?)なんてことは言わなかった。 彼はイギリス人でここに最近引っ越してきたそうである。 私の真上に住んでいる。 イギリス人は知り合うきっかけの話し掛けが爽やかで感じのいい(私の私見であるが)人が多い。空港で、電車の中で、たまたま言葉を交わして、時間があったら一緒にもうちょっと過ごしたいなあ、と思わせる男性が多い。彼らは礼儀正しく、フレンドリーでかつちょっと気の聞いたことを咄嗟に言う(ユーモアのセンスかもしれない)。 地下から、いっしょに1階の我が家まで階段を上ってきた。 ドアを開けるなり、私は興奮してドンちゃんに新しい隣人のことを話した。 あなたさえ一緒に住んでいなければ、私は彼を夕食のアスパラガスにご招待だってできたのよ! ゼクトを飲みながら、イチゴのデザートで楽しめたのに! ドイツには「胃を通して恋に落ちる」ということわざがある。 女の色香は下り坂でもまだ食べ物で陥落させる手もあるってものだよ~ん。 教訓: 女たるもの、いつ何時、ステキな男性に遭遇するかも知れず、いつも気を抜かないで身だしなみ整えていることが大事である。 オークションに行くときだけおしゃれをしていてもだめなんだよなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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