飛鳥寺
2月に奈良県の明日香村へ。もうすぐ一年がたとうとしてますが。 で、飛鳥寺へ行ってきました。 参道入口に立つ「飛鳥大仏」の石碑は寛政4年(1792年)のもので 当時すでに「飛鳥大仏」と呼ばれていたことが分かるそうです。 大きいお寺のイメージがあったのですが 創建当時のおもかげは今はありません。 飛鳥寺(法興寺)は蘇我氏の氏寺として6世紀末から 7世紀初頭にかけて造営されたもので、 明日香村豊浦の豊浦寺(尼寺。現在の向原寺がその後身)と 並び日本最古の本格的仏教寺院だそうです。 飛鳥寺からでて100メートルくらい歩くと蘇我入鹿の首塚があります。 入鹿は皇極4年(645)6月12日、飛鳥板蓋宮で中大兄皇子 中臣鎌足等によって殺害されました。乙巳の変です。伝承によれば その時切り落とされた首は飛鳥板蓋宮から約600~650m離れた この地まで飛び、入鹿の超人的な首飛翔に恐れおののき その祟りを祓うために首塚が建てられたそうです。 本尊の飛鳥大仏。火災によって大きく破損し 頭部と右手指の一部のみが創建当時のままだそうです。 飛鳥寺配布の「飛鳥寺」によると、推古天皇17年(609)に 鞍作鳥(止利仏師)によって、高さ3mで、当時銅15t 黄金30kgを用いて造られたんだとか。 お寺の中には発掘された当時の資料なんかが展示されてます。 84枚目。 ご訪問ありがとうございました。