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カーオーディオいじりのメモ帳

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2009.09.02
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カテゴリ:カーオーディオ
エーモン(AUDEA)デッドニングキットの見直し

以前から何度かご紹介した

森の中のオーディオ屋さんのデッドニング講座

ですが、経験者からみれば「なるほど」と納得できる内容なのですが、
初心者さんからみれば「なにいってんだわかわんねぇ」という言葉が聞こえることがわかりました。
そして、理論、意味を理解せず、
「適当にやりゃいいんだろ」
という気持ちで施工し、
「かえって音が悪くなった」
という人がいることがわかりました。不器用さんなんでしょうか、考えることをやめた思考停止さんなんでしょうか。。


何度も書きますが、
デッドニング = ドアをエンクロージャーにすること
なんです。

制振材をペタペタ貼ったって、そこに貼る意味がない場所であれば、まったく意味がありません。それどころか、ここに貼ったら悪化するという場所さえあります。

で、私はあらたなお勧めをしてみたいと思います。
これです。

長岡鉄男のオリジナルスピーカー設計術 [基礎知識編]



世界でただひとつ自分だけの手作りスピーカーをつくる新装版


だまされたと思って、一回でいいから、エンクロージャー作れ!!
特に、フォステクスFE-108ESをつかった、スーパースワンとかほんと、10cmでこんなに底からわきあがるような低音がでるのかと驚くはず。

ユニットが手に入れられなくても、今でもホームオーディオマニア達によって、さまざまな長岡先生を彷彿とさせられるスピーカー+エンクロージャーが設計され続けています。

私のPC用スピーカーも、長岡式バックロードホーンで、アンプは「大人の科学」という雑誌(雑誌といっても1万円以上するけど、、)の付録真空管アンプです。
安く作りたかったので8cmのフルレンジですが、びっくりするほど低域から高域まででてきます。PCスピーカーだってある程度まともなアクティブスピーカー買ったら5000円位するから、どうせなら自分で作りたいと思って、素材含めて2万円ちょっとだった気がします。
そして感性して音だしした瞬間

「ホームオーディオピュアスピーカーは化け物か!」

と某アニメを彷彿とするセリフが口からでていました。
また同じスピーカー用にシールドBOXやバスレフBOXなども作りました。8cmフルレンジだったから空気室は1L程度ですが、エンクロでの音の差に驚くばかりでした。

そして、ホームピュアにはホームピュアにしかできないこと、カーにはカーにしかできないことがあることに気付き、遠慮なく大音量の道へ進むことになりましたがw
ピュア・高音質やりたいなら、カーはさっさと撤退してホームにいったほうがよいです。

そしてそこで得た技術・経験をカーに生かそうと過去にやったインチキデッドニングを全部とっぱらって、もう一度最初からやり直したことを思い出します。

さて本題ですが、
エーモンのデッドニングキットと作業説明DVDですが、一見よくできています。施工方法もわかるし、かゆいところに手が届きます。
ですが、やはり量販物は量販物。調整の方法や、この作業の意味・重要性などは解説してくれません。


アウター(鉄板)への制振材ですが、「等間隔に細かく切ったものを」と紹介されますが、軽自動車や高級車では必要な量が違います。軽自動車あたりならレジェを全体的に満遍なく10%くらいに貼れば効果は体感できますが、ミドルセダンクラスともなれば多少貼ったってまったく効果がわかりません。正直、一応貼りました程度です。それでもいいんですが、、
貼る制振財の説明書をよく見てください。レジェなんかは熱処理必須です。必要なことをやらないと効果が薄れます。

次にやるのはスピーカー取り付けです。
まずはインナーバッフルを取り付けるのですが、なんと解説ではインナーバッフルとインナー(鉄板)の間に制振材はさんでるじゃないですか。だめですよ。絶対だめです。音がデッドになりすぎて低音ぜんぜんでなくなります。
またインナーバッフルの固定ですが、ボルトとナットを使いましょう。M3~M5あたりでステンレス、インナーバッフルの厚み+5mm程度のボルトナットセットをホームセンターに買いに行きましょう。その際、ボルトナットを強く締め上げるとインナー(鉄板)が曲がってしまう場合があるので、一回り大きなワッシャーをかまして、さらにその一回り大きなワッシャーをかまして・・とやると取り付け強度が向上できます。市販のMDFバッフルにワッシャーがめり込んでバキバキいう寸前くらいに締め上げてください。
次に、スピーカー背面の反射音対策です。まずは、スピーカー背面にあたるアウターをしっかり制振します。20cm×20cmくらいの制振材をきっちり施工。その上に鉛シートとか貼ってもいいです。
続いてスピーカー取り付けですが、鬼目ナットもしくは、爪付ナットを使いましょう。ビスじゃバッフルを締め上げることができないので、ボルトとナットを使えばOKということです。
私だけかもしれませんが、鬼目ナットも奥側に叩き込んで、ボルトは手前から突っ込んでます。そのほうが強度が高いような気がします。まぁ、説明書に従ってください。

次は、ロッドやケーブル類の処理です。動かないケーブルなどはエプトシーラーで巻いてからコルゲートチューブを巻きます。動くロッドなどはあまり強く処理するとうまく動かなくなることがあるので注意が必要です。特にキーレス関連のロッドの処理がめんどいです。私は液体制振材か、シーラント塗りたくって、キーレスをロックアンロックしながら量を調整します。
また、ドア内吸音材ですが排水性が高いものを使わなければ腐るので、レアルシルトデフュージョンがおすすめです。16cmなら片ドア2~3枚。13cmなら1~2枚くらいでしょうか。

次にインナー(鉄板)の制振です。ここをやるともうサービスホールが使えないのでアウターの処理は不可能になります。今後はスピーカーを取り外して後ろ側しか調整できなくなるので注意が必要です。
で、安い車はここはケチらず、ダイナマット一枚張り推奨です。レジェとかで処理してもいいのですが、鉛シートを全面に張るには結構コストがかさみますし、粘着力が何年持つのかにも疑問があります。なので、いっそダイナマット1枚張り。きっちり施工すればまずはがれませんし、レジェよりも制振効果は高いですし、遮音効果も高いです。
ミドルクラスセダン以上ならサービスホールだけ鉛テープで埋めて音だししながらレアルシルトを細切れにして満遍なく10%くらい貼ればいいと思います。

最後に内装ですが、やはり鉄板と同様に制振しますが、その前にプラとプラのつなぎ目などあれば、ホットボンドなどで固めておくとよいです。その後制振してから吸音材を貼り付けます。ドア内と違ってここは完璧にデッドにしていいので、スピーカー周りから、浮いてる空間から、すべて綿とかなんでもいいので詰めまくってください。



ここまでしっかりとやれば、仮にアウター化していなくてもサブウーファーとの80Hzクロスが狙えると思います。
たとえば、フロントハイパス80Hz-12dB、サブウーファーローパス60Hz-12dB とか、
フロントハイパス80Hz-12dB、サブウーファーローパス80Hz-12dBでEQで80Hz付近を落とすとか。

フロントが80Hzハイパスでガンガン鳴らせるような状態ですと、はっきりいってサブウーファーは鳴らさなくても、ほとんどの音楽は聞けてしまいます。
特にPOP、ROCKなどは、サブウーファーはほんのり鳴らす程度で十分です。
もちろん打ち込み系とかパイプオルガンとか、超低域を強調してならしたいようなら話は別ですが、、、


とりあえずフロントスピーカーのみで、ハイパス80Hz-12dBで、自分の聞きたい音量が出せると、前方定位やキレある低音など出すのが、すんごく楽です。





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最終更新日  2009.09.02 12:03:19
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