カーオーディオいじりのメモ帳

2013/02/09(土)13:35

純正ナビ+コアキシャル+SWなし+デッドニング くらいのおすすめ施行

純正ナビ+コアキシャル+SWなし+デッドニング くらいのおすすめ施行 ご質問いただいたので、上記構成について考えて見ます。 この構成において考えるべきところは以下の通り。 【純正ナビ】 インストールはキレイだが、アンプが非力である。 また、パネル等が高額になるため、安価なシステムでは入れ替えが難しい。 純正ナビにおいては、そのままつかう「ある程度の音」を目指す方法と 「全入れ替えによる高音質」を目指す方法が検討できる。 前者の場合は、3万円以下のトレードインスピーカーによる構成。 後者の場合は、トータル20万くらいの構成を検討する。 予算に合わせて選ぶとよいですが、このサイトを見てくれる初心者なら「前者」ですよね。 前者の場合、外部アンプが導入が予算的に困難であるし、入れたとしてもあまり効果が得られるとは思えません。 つまり、「純正ナビです」 → 「じゃぁ2万円以下実売のトレードインだね」ってことになります。 【SWなし】 SWなしの場合、「ドンドン鳴らすことができない」と感じるかと思いますが、実際はそうではないです。どちらかといえば、「大音量が難しい」と考えてください。 なぜなら、本来フロントドアでも30Hzなどの超低域が、でないわけではないんです。 でも、エンクロがないため鳴らしにくいし、仮に鳴らすことができたとしてもドアのビビリがひどいことになるので、ドアスピーカーにはハイパスを掛けて、失われた低域を補足するためにSWを導入するのです。 SWなしということは、フルレンジ出力が求められ、ドアがビビらない程度の音量しかだせないということです。 【コアキシャル】 カーオーディオにおける同軸2WAYスピーカー(コアキシャル)の最大の欠点は、ツイーターが足元に配置され、位置と向きの設定ができないことです。 ポン付けした場合、左右のスピーカーが正面向きに配置し、キャンセリングのため質量が減少。足元にこもった音になります。 また、ツイーター用のハイパスコンデンサの小型化が必須であり、通常は大豆1粒くらいの大崎さのコンデンサがスピーカーに埋め込まれており、10KHzや6KHzあたりから、1次(-6db/oct)のフィルタがかけられています。 結果、ツイーターの下域と、スピーカーの上域がうまくクロスせずにディップが生じます。しかも、この聴域は非常に重要な音を出しており、艶がなく、迫力のない、なんとも面白みのない音になりガチです。 なので、ツイーターの能率が高く作られている傾向があり、フィルタの粗悪さ、高能率を求める、設置位置の悪さなどが影響し、品のない音質でツンツンキンキンした音になっている場合が多いです。 【純正ナビ】【SWなし】【コアキシャル】ということは、非常に音質向上が難しいということです。 というわけで、どこをどうやったら【純正ナビ】【SWなし】【コアキシャル】で良い音にできるかというコツをご紹介します。 【スピーカー選定】 まず、スピーカーの選定ですが、インポートモノやフラッグシップなどはもったいないので避けます。どうせ生かせません。 そして、パッシブネットワークが付属しているものを選択します。これで低品質豆コンデンサの最悪な音は回避できます。 ツイーターの向きを微調整できるモデルを選びます。 カロッツェリアサイト http://pioneer.jp/carrozzeria/products/j_series/ TS-Jシリーズ ★TS-J1610A 楽天最安値 14,390★ パッシブネットワーク付属コアキシャルで、ツイーターの向きが調整可能です。 たぶん、これしかないです。 ほかにあったら、試聴して選択してください。 【インストール部材】 MDF製のインナーバッフルを購入すると思いますが、そのほかに「スラントバッフル」を準備します。 自分で作れる方はバッフルごと造ったほうが良いですが、http://www.scratch-audio.com/ スクラッチオーディオさんに、1700円程度でスラント部分だけが売っています。 これを、インナーバッフルに重ねて使用します。 インナーバッフルに鬼目ナットを打ったら、スラントバッフルをあてがって向きを調整し、スラントバッフルにボルトの通せる穴をあけて、重ねて使用すればOKです。 ちなみにインナーバッフルと車体の固定は、ボルトとナットで強固に固定してください。 スピーカーの取付は、ツメ付ナットもしくは鬼目ナットが必須です。 ビスだと緩んでしまいます。 【デッドニング要所】 このクラスのデッドニングでは、「サービスホール」は、埋めません。 なぜなら、スピーカーの設定として、オープンエアで鳴らすように作られておりますし、アンプが強烈ならサービスホールを埋めても良いですが、非力なのに埋めると低音がでなくなります。 というわけで、デッドニングは ・スピーカー周りだけの制振 ・スピーカー背面にあたるアウターパネルの制振 ・スピーカー背面にあたるアウターパネルの制振に重ねて拡散材 ・内張りの制振と吸音材 だけでOKです。 制振材は、「レアルシルト」(青いヤツ)を3枚購入。1枚の半分をスピーカー背面に使い、もう半分で、内張りを制振します。これをドア2枚に施行します。のこり1枚を内張りに。 さらに、拡散材として「レアルシルト・ディフュージョン」を1枚購入。半分をスピーカー背面に施行します。 内張りの吸音はシンサレートがよいです。全面にはがれないよう貼り付けてください。 ちなみに、価格的に苦しいのであれば、 レアルシルト→レジェトレックス シンサレート→PET吸音材 などに変えることで価格を抑えることができます。 この施行で、まぁまぁ良くなったと感じられるはずです。 定位はぐっと持ち上がり、純正スピーカーに比べれば、音質もはるかに向上します。 聞き取れるかどうかは、本人の耳と、ソース次第なんですが^^; ただし!!! ただしですよ!!! サービスホールを塞がないというか、塞げないために、ビニールシートははがしません。 はがすと雨が室内に流れ込み、吸音材が腐ります。 結果、大音量を鳴らせばビニールがビビビビビーーーと鳴ってしまいます。 そこまで大音量を希望するなら、2ch外部アンプを導入して、ビニールをはがして、サービスホールを埋める必要があるんだと思ってください。 純正ナビに対してアンプの追加は、「ハイレベルインプット対応アンプ」をつかうことで対応できます。 http://pioneer.jp/carrozzeria/products/gm-d7400_d7100/ カロッツェリア GM-D7400 定価26250円 ★GM-D7400 楽天最安値 14850円★ です。 このへんでいかがでしょうか。 ではノシ。

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