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2005.01.25
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カテゴリ:孫子・三国志
昨夜、書斎で平原綾香の歌を聴きながら和んでいたら、何故か急に

 何故、ハリウッドは三国志を映画化しないのだろう?
 三国志の映画を見てみたい。

と思いついたので、情報がないかGoogleで検索してみた。

”三国志 映画化”で検索したところ、なんと本当に映画化されることがわかった!

情報源は、以下の通り

歴史サーチNEWS ( http://rekishi.ameblo.jp/entry-ae005c1f9e763fc6de055a9e3b647242.html )

三国志といっても、半世紀にわたる長い長い物語なので、これを一本の映画にすることはできない。

今回、映画化されるのは、かの有名な「赤壁の戦い」(The Battle of Red Cliff )

赤壁の戦い(せきへきのたたかい)は、西暦208年、中国三国時代に、大国である魏の曹操の軍と、蜀の劉備・呉の孫権連合軍の間で、長江の赤壁で起きた戦い。
我がヒーロー「諸葛孔明」の活躍により連合軍側の勝利で終わり、曹操の天下統一の野望は頓挫するというお話。

監督が、あのジョン・ウー。

配役は上記WEBサイトによると、諸葛孔明がトニー・レオン、周瑜がジェット・リー、大喬・小喬姉妹がコン・リー、チャン・ツィーイーらしい。(超豪華!)

しかし、その後、他のサイトを見たら、日本語サイトはブログで繰り広げられる噂話ばかりで、
ペ・ヨンジュンが出演するとか、竹之内豊が曹操を演じるとか、アニマル浜口が張飛をやるとか、どれを信じて良いのかわからなくなった。

僕が見つけた日本語サイトで最も信憑性があるのは、エイガ・ドット・コムの、この記事。
http://www.eiga.com/buzz/040817/10.shtml
しかし、情報は古い。
昨年8月の情報。
チョウ・ユンファが主役のようだ。劉備を演じるのだろうか?

面倒だけど海外のサイトを、いろいろ調べたら、どうも撮影は、これからで、公開は2007年になるらしい。
(確かな情報があったら教えてください)
ずっと先だなぁ...がっかり。

映画はやはり派手で迫力があった方が良い。
「男たちの挽歌」、「FACE/OFF」、「ミッション・インポシブル2」などで、今や押しも押されぬハリウッドの巨匠、
“バイオレンスの詩人”ジョン・ウーが作る三国志は期待できる。

しかし、三国志は、英語で「ROMANCE OF THE THREE KINGDOMS」
本質は人間ドラマである。
英雄達、それぞれの想いをどのように描くのか?
感動作になってくれたら良いが...


ところで、三国志は、大別すると「正史 三国志」と「三国志演義」の2種類がある。

「正史 三国志」は、晋の時代の陳寿という人物が書いた。

「三国志演義」の方は、それよりずっと後の明の時代に羅貫中が書いた。

「正史 三国志」の方が史実に基づいており、「三国志演義」は、庶民が楽しめるよう面白く脚色しているようだ。

世界的に「三国志演義」の方がメジャーで、日本では吉川英治の小説や横山光輝の漫画は「三国志演義」に基づいて作られている。

ジョン・ウーの映画は、まだわからないが、赤壁の戦いを取り上げるところを見ると、やはり「三国志演義」をベースにしているのだろう。


しかし、三国志マニアの中では「正史 三国志」が支持されてようだ。
「正史 三国志」をベースにした小説としては、北方 謙三が書いた小説「三国志」がある。

両者の大きな違いは、「三国志演義」の方は蜀の劉備が正義の味方で主役、魏の曹操が悪者。
逆に「正史 三国志」の方は、魏の曹操の方が主役らしい。

この世の歴史上の出来事は、見方によって善か悪か180度変わってしまう。

僕は、吉川英治、横山光輝の三国志しか知らないので、三国志マニアから見るとミーハーらしい。

僕の場合、吉川英治の小説の感動を忘れたくないし、横山光輝の漫画に出てくる登場人物のイメージを壊したくないので「正史 三国志」の方をずっと避けてきたのだが、書評を読むと、「正史 三国志」に基づいた北方 謙三の「三国志」もなかなか良さそうだ。

ハードボイルド作家北方謙三が書いた三国志なら、きっと男の美学を追及した、かっこいい三国志なんだろうなぁ。

孫子を完成させたと言われる大戦略家 曹操についてもっと知りたいし...

読みたくなってきた。
今日、買いにいこう!

三国志(1の巻) 天狼の星 ( 著者: 北方謙三 | 出版社: 角川春樹事務所 )
三国志(1の巻) 天狼の星 ( 著者: 北方謙三 | 出版社: 角川春樹事務所 )





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最終更新日  2005.01.25 23:26:47
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