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【残業代ゼロ制】安倍首相が国会提出断念を明らかに (1月16日20時40分配信 毎日新聞)
「残業代ゼロ制」とレッテルを貼られた、この法案。 皆さん、どう思いますか? 僕は時期尚早ではないかと思う。 確かに結果を出す努力をせずに、残業代を稼いでいる社員は問題だ。 しかし、日本の多くの会社では、ビジネスの責任と、管理の責任の切り分けが明確でなく、儲からない経営戦略やビジネスモデルのもと、社員に無理をさせているケースが多いと思う。 会社や事業部が利益を出していないからと言って、専門分野に長けた社員や、作業のパフォーマンスの高い社員まで、同罪とするのは、おかしい。 ビジネス責任は、経営戦略やビジネスモデルを考える人にある。 管理責任は、計画通りに業務を遂行し、費用を予算の範囲内に抑えること。 しかし、これも、そもそも見積りが誤っていては、いくらパフォーマンスの高い社員をアサインしても駄目。 管理責任もレベルがある。 本当に、本人がコントロールできることに対して報酬が定まる仕組みがなければ、社員に納得感はないだろう。 こういう状況では、年収400万円程の管理職でもない社員を対象にすると氾濫がおきるのでは? さて、僕が、この制度で一番気にしているのは、健康管理の問題。 残業代がでないからと言って、残業時間の管理を怠ってはならない。 万が一、過労死した場合は、企業側に責任がある。 過労死で労災がおりる基準はあるが、それを上回っていることを証明できないと、うやむやになってしまう。 こうした労働時間の記録をきちっと管理できる仕組みがないと、非常に危険である。 僕が「ホワイトカラー・エグゼンプション制度」導入とともに、こうした管理がいい加減になる傾向が出てくると思う。 労働安全衛生上の企業の責任を明確にし、怠った場合、刑事責任を追及できる制度を併せて作らなければ駄目。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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