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カテゴリ:ひとりごと
先日、友人から部下の使い方について悩んでいると相談があった。
よく話を聞くと、上司からもだらしないと、いじめられているようである。 僕のまわりには、こういう会社の上下関係の悩みで、精神的に参ってしまって、うつ病や心身症になってしまった人が何人もいるが、これは、僕のまわりに限らず、世間一般でも、中間管理職に多いのではないかと思う。 何故だろうか? 中間管理職の多くは30代後半から40代。 偏差値教育まっさかりで共通一次試験を経験。 学校で悪いことをすると体罰は当たり前だった。 入社はバブル崩壊前。 上司は学生運動を経験した団塊世代。 会社の金で飲みに連れて行かれ、彼らの栄光と流儀を聞かされて育った。 一方、その部下達の年齢は20台~30代前半。 バブル崩壊後に起こった大企業の倒産、リストラ、企業の不祥事。 ニュースや新聞で大人たちの情けない姿を見ているので、大人の言うことを、そのまま鵜呑みにすることはない。 比較的親からは大事に育てられ、自分のために生きることが正しいとテレも無く堂々と主張する。 学校では、個人が尊重され、ゆとり教育。 体罰など考えられない。 パワー欲求の強い団塊世代の上司からは、「文句を言わずやれ!」と不条理な命令を受けるが、部下には同じことが言えない。 自己実現欲求の強い部下から、「もっと自分が成長できる仕事をさせてくれ」と主張され、 不満には耳を傾けなければ、簡単に辞めてしまう。 このように明らかに違った価値感を持つ上司(経営者)と部下の間に挟まれて、間に立つ管理職は、どう対応すれば良いか悩んでしまうのではないかと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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