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元々、祖父母はカネボウの社宅に住んでおりコツコツ貯めたお金で実家のある土地を買い駄菓子屋を営んでいました。母は祖父の弟の子供で養子として育てられ、そこに父が婿できました。つまり、祖父母と父母に血のつながりはありませんが肉親以上のつながりだったと思います。僕が小学校2年のときに現在の実家が作られて中学2年のときに倒産して人手に渡りましたが弁護士が知り合いの金持ちに競落させて高校2年のときに買い戻して戻りました。それから長い返済の日々が続きました。本当に父母は頑張ったと思います。おかげで祖父母ともに自分が買った土地で旅立つことができました。
僕が実家に暮らし始めたころは社長令息で景気もよく鼻持ちならない金持ちのクソガキでした。中学2年のときに倒産で家を失い落ちぶれましたがグレることもなく父の手伝いをしながら地元の進学校への入学も果たしました。大学受験の一番大変な時期に実家に戻れて自分の勉強部屋が復活したことと父母が頑張って会社を経営したのとバブル景気のおかげで私立大学にも進めました。それからは東京暮らしが長く実家に帰るのは年に数十日くらいだったかな。そうこうしているうちに今の地に両親が終の棲家を建てることになり年末に引っ越したものの寒さと交通の便の悪さから両親は実家に戻ってしまい、僕は東京から今の地に越してきて20年以上が過ぎ今年母が旅立ち僕が相続したというわけです。 以前のブログで実家は先祖伝来の土地ではないので手放したところでご先祖様に申し訳ないというものでもないし今の地での生活に満足していることから未練はないと書きました。でも、今自分のものになって手入れをして子供の頃の想い出が蘇ったり心ならずも生まれ育った家を手放した方々の嘆きを聞くにつれ実家への愛着が戻ってきました。人生は一度しかありません。安易な気持ちで手放して後悔するよりも持てるうちは持とうという気持ちになりました。先のブログに書いた通り固定資産税もかつてほど高額ではありませんから何とか維持できそうですからね(^^) 実家は鉄筋コンクリート製で作るときから耐震意識も高くて筋交いを沢山いれてあるので丈夫です。築50年以上ですがどんなに大きな地震がきても絶対に倒壊することはないでしょう。しかも中身はハリボテみたいなものなので自由にリフォームできます。もう手放すという選択肢は完全になくなりました。むしろ、僕の終の棲家は実家にしようという気になっています。これから八重原の私物を実家に移動させて実家を居心地のいい場所に変えていきます。頑張るぞ~(^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.10.04 22:15:32
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