2005/05/07(土)04:54
どこへゆくの?
17年前からずっと、BUCK-TICK一筋だったアタシの感性を、唯一、揺るがした存在。
。。。MALICE MIZER。。。
その、圧倒的なカリスマ性を放つヴォーカルが・・・Gacktだった。
たまたまテレビ番組に出演していた彼を初めて見た瞬間、そうなることはわかってた。
王子様のような蛇柄の衣装、腰まで届きそうな美しい黒髪を束ねた日本人離れした顔が
あまり表情も変えずに、しっかりと自分の言葉で淡々と語り続ける。
隣にいる綺麗な顔立ちの人はそれより長いサラサラの金髪で、目の下に涙のような飾りを付けていて
「何?この人たち」と、すっかり引き込まれてしまった。
番組の中で紹介された、今までに見たことのない演劇的要素たっぷりのステージに目を見張った。
当時、宝塚にはまっていたアタシが興味を持つのは当たり前のように、MALICE MIZERは突然、
そうしてアタシの前に現れた。
中世ヨーロッパ的なゴシック感、ヴァンパイア、近未来的サイバー、フレンチポップや
舞台音楽かと思うような壮大なクラシック要素。
MALICE MIZERの作り出す世界は、今まで体験したことのない、宝石箱のようだった。
それはずっとずっと・・・さらに世界を広げながら続いてゆくものだと。。。
今でも自分の中で消えない葛藤、解決できないモヤモヤ、いろんな“真実”を残して
GacktはMALICE MIZERを去っていった。
七転八倒して、アタシは、GacktもMALICE MIZERもどちらも応援していこうと決めた。
だから、ソロデビューしたときは、本当に嬉しかったよ。
偶然にも自分の誕生日と重なった日比谷野音ライヴ、あの日のことは絶対に忘れない。。。
それからずっとGacktのことを見てきたし、いつか走るのをやめる日まで、見届けようと思ってる。
でも・・・何だかこの頃、ちょっと足踏みしてる自分がいる。
変わってゆくのは当たり前、それは自然なことなんだけど。
Gacktがやりたいことって、伝えたいこと、残したいことって、こういうことなの。。。??