2007/05/17(木)21:54
石川県総合模試 作問委員会
今日、石川県総合模試、作問検討部会が開かれました。
私も作問委員4年目になります。
○入試の傾向分析。
○今年の中3生をいかに鍛えるか。
○石川県内ナンバー1の模擬試験を今後さらにどう展開していくか。
10数名の方からいろいろな意見が出ました。
自分と違う目で、入試問題を見ている方の意見を聞けることは有難いです。
例えば、ある先生は、
「国語の出典の特徴」を話されました。
○古いものは最近出ていない。
○評論で、科学的な内容のものはあまり出ない。
「理科社会の記述問題の増加」について
○オーソドックスな記述問題以外の問題が増えている。
など、自分だけでは気づかない点のヒントを沢山いただいた。
最近の私の「キーワード」は「二極化」。
1、入試は記述の重視を特徴に難しくなっている。
2、基本問題にも苦労している生徒も増えている。
私の区分けとしては、
「大学進学をする生徒」としない生徒の区分が当てはまるかと考える。
錦丘以上を目指す生徒(結果的に明倫や西に進学する生徒を含む)
=星稜、金沢、他の私立高校の特進に進学する生徒
上記の生徒は、どんどん難問に挑むべきである。
「習っていないから」など言う生徒がいるが、それは禁句。
星稜、金沢高校の入試問題は、未習など無関係である。
高校進学後、高校入試より何倍も量、質ともに高い大学入試が待っている。
一方で、基礎を抑えるべき生徒。
学校の学習を抑え、オーソドックスな問題を落とすな!という指導が適する生徒。
MIBでは、どちらの生徒も大切にする。
一生懸命目標を目指す生徒の気持ち、態度はとても尊い。
「今年の生徒はできない」よく塾人が口にするが、
私はその言葉は使わない。
4、5月に出来ないのは当たり前。
それをできるように鍛える、支える、励ますのが仕事である。
二極化!
どちらも大切に伸ばしていくぞ!
最後に。
今日、意見を聞かせていただいた先生方ありがとうございます。