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この春、中学生になる息子のために、昨日、子ども部屋の模様替えをしようと思いました。
新しくベッドを買おうとか、今は娘と二人で使っている部屋を二つに区切ってそれぞれの個室にしようとか、おもちゃをどうしようかとか、二人分の本が並んでいる本棚はどこに置くかとか、いろんなアイディアが浮かんできて、ちょっとワクワクしてきます。 ところが。 メジャーを片手に腕組みをしたり図面を描いたりしながら、うんうん唸りつつ一生懸命考えている私の横で、息子はそんなに興味がない様子。 おもちゃをどうしようか考えていたら、その横で、いきなりレゴを組み立て始めるではないですか!!! 何だか腹が立ってきました。 誰のためにこんなに考えてると思ってんの? 誰の部屋やと思ってんの? 何だか、一気に疲れが出てきて、「もう、やめた!」となってしまいました。 リビングで一人お茶を飲みながら、考えました。 何か、おかしいよなあ。 最初は、息子の態度が間違っているんだと思っていました。 自分の部屋のことなんだから、もっと積極的に関わるべきではないのか? でも、落ち着いて考えていくうちに、本当にそうかな?と思えてきました。 今、宿題はリビングでやっている子ども達。 それぞれの机が子ども部屋にはありますが、そこで宿題をすることはまずありません。 「中学生になったら、定期テストもあるし、勉強は自分の机でやらなきゃ。」 と、中学生経験者の私は思っています。 しかし、それが息子にもちゃんと伝わっているのかどうか。 言葉では伝えているけれども、息子は実感としてまだわかっていないのではないのか。 子ども部屋を二つに区切って、と思っていたのも、実は私の勝手な意見で、子ども達は二人分のおもちゃがたっぷりある子ども部屋の一角が、狭いけれどもお気に入りで、二人でレゴしたりトランプしたりして、よく遊んでいます。 部屋を区切ってしまうと、それぞれが狭くなるし、一緒に遊べるスペースはなくなるかも知れません。 今何も困っていないし、むしろ子ども部屋で過ごす時間を楽しんでいるのに、私がいきなり入ってきて、あちこちの寸法を測り、「あなたのためなんだから」なんて告げられても、息子がきょとんとしてしまうのも、無理はないのかも知れません。 結局、私は一人で張り切って、一人であれこれ動いて、そして一人でカリカリしています。 何だか、その姿を思い描くと、こっけいで笑えてきました。 子ども部屋を中学生仕様にしたかったのは、息子ではなく私でした。 あと2ヶ月しかない!と思っていましたが、あと2ヶ月は小学生で、まだまだ思いっきり遊びたいし、宿題だってリビングでやるでしょう。 中学生の生活がどんなものなのかは体験しないとわからないし、まだまだ実感がわかないのも仕方がないことなのです。 実は部屋の模様替えが大好きな私。 自分自身の楽しみのために子ども部屋をどうしようかあれこれ悩んだりアイディアをひねり出したりするなら、楽しい作業になります。 でも、「息子のために」と思ってしまうと、親切の押し売りのようになってしまって、息子も正直迷惑だろうし、私自身もちっとも楽しくありません。 「せっかくやってあげてるのに」と思うと、思い通りの反応が返ってこなかったときに、腹立たしく思ってしまいますよね。 子ども部屋はもうしばらく今の状態のままにすることに決めました。 そんなに早目早目に動かなくても、今しかない、本当に残りわずかな小学生時代を、おもちゃがごちゃ~っと並んだ楽しい部屋でしっかりと堪能して欲しいなと思っています。 そして、その間に私は自分のために、あれこれといろんなパターンを考えながら、楽しんでいきたいと思います。 ワクワクです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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