10秒間の工夫

2004/10/24

凄い地震でしたね。

皆様のところは大丈夫でしたでしょうか？

幸いにも私のところは震度４弱くらいで被害もありませんでした。

地震、雷、火事、おやじといいますが、、地震は本当に恐ろしいものです。

被害にあわれた方達の一刻も早い復旧作業が進む事を祈ります。

それから今日は

深夜26時よりＦ１ＧＰの最終戦ブラジルＧＰがありますね。

佐藤琢磨頑張れー！！

日本シリーズは西武が勝ちましたね。

松坂君のほっぺたがふっくらして可愛い印象と

松坂君の楽しそうに野球をする姿が印象に残りました。

さてこれで3勝3敗で並びましたよ。

どちらが勝ちますか楽しみですね。

＜今日出会った素敵なお話＞

十秒間の工夫

エッセイストに下重暁子（しもじゅう　あきこ）さんという方がいる。

彼女は以前ＮＨＫのアナウンサーであったが、

その頃の仕事に取り組む自分の姿勢、

工夫をある雑誌に書いていた。

ＮＨＫに入局して、研修も終わり、さてやるぞ、と思ってはじめた仕事が、

実は彼女にとってはつまらなかった。

というのは、自分の与えられた仕事が、

番組と番組の間に入る案内だけなのである。

「まもなく9時になります」

「今晩8時からの番組はＯＯです。ご期待ください」

そのような事を言うだけである。

ただただひたすら与えられた作業をするだけである。

それで仕事が嫌になって、遅刻したり、早引きをしたりするようになった。

当たり前の事だが、ますます周囲から白い目で見られるようになった。

さて、ここで下重さんはあるとき、

毎日このように嫌だと思いながら過ごしていいのかと思い、

ふとこう考えたそうである。

「番組のお知らせ」の一番最初に、

「皆さん、こんばんは。お元気ですか」という台詞は10秒。

仮に10秒として1日6回。

すなわち１分。

それが1年となれば360分

10年となれば・・・・・・・・

そういう時間を嫌だいやだと過ごすのは

考えてみれば愚かな事だ。

まして1日をイヤだ、イヤだと思いながら過ごせば1日で8時間、

1週間で48時間、

1ヶ月では約１９０時間、

1年では約２３００時間・・・・・

そのように計算してみると、

この空虚な心持ちで仕事をする事が

実にもったいないと思い始めた。

ならば何か工夫はないか？

そうだ、

この10秒間自分なりの表現が許されるはずだ。

そこで、

「皆さん、こんばんは。お元気ですか」

に加えて

「東京では今日、雷がなりました」

というように、

ほんのわずかだが、自分の気持ちを添える事にした。

つまり、聴いている人には、

「あ、、東京ではもう梅雨があがったんだなあ」

と、季節の移ろいがさりげなく伝わる。

それから下重さんは、

”10秒で表現できることはなにか”と考え、

見る物聞くものすべてが興味深くなって、

まるで俳句でもつくるように話題づくりをするようになった。

「今日は道端にタンポポの花が咲いていました」

などと、工夫を凝らす。

また意図せずとも新聞に目をとうし、夢中になってその10秒のための

「言葉探し」をしている自分に変身していった。

そうするとおかしなもので、

「下重さんは凄く熱心だ」

というように周囲の見る目も変わってきた。

ついには自分の番組を持つまでになったということである。

主体的になるとはこういうことである。

最初はどんな人にも仕事は与えられる。

それを自分のものとして考えていく。

そういう努力が必要である。

【幸せとはなにか】　江口克彦著より

人は皆、ひとりひとり個性がありますよね。

その人にしかない「味」があります。

楽しみながら仕事をして、

自分にしか出来ない何かを生かしていきましょう☆

＜今日の仕事に対する愛の言葉＞

「ワタシはねー、ボクシングに出会ってから、

人生観が380度変わったんです」

【最驚ガッツ伝説より】

つまり２０度変わったんですね！(爆）

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Last updated 2004/10/24　11:25:47 PM

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