昨日、着弾したカパドン３号は実はシュンドン１号のオトリだったことが、かっぱ通信社の発表で明らかになった・・。シュンドンは、当初生物兵器かと思われたが、幸い生物兵器に見せかけた３Ｄのカードであることが判明、さらに赤い目のカードも確認された。



シュンドン１号の正体！！





みっちゃん少佐の勘違いで、自宅に緊急体制を引いていたため、シュンドンの被害は最小限に抑えられた。しかし、シュンドンには謎めいたメッセージが添えられていた・・。


「爆」レンコ管理人様　うらないでね！


はい・・・頂いたものは売りませんよ。赤目グラン・・・持ってなかったのでとても嬉しいです。しゅんパパさん、ありがとうございました。



さて、生物兵器カパドンの解体作業は完了したものの、それらを自宅に持ち帰るというミッションが残されている・・・。しかも民間人を動揺させないため、このミッションは秘密裏に行わなければいけない。かっぱ大佐もその辺りは熟知しているらしく、発砲スチロールの箱には「寿司」という文字が・・・。なるほど、偽造工作で寿司を運ぶように振舞えばいいのか・・・。しかし、サラリーマンが、「寿司」と書いた発砲スチロールの箱を電車で運ぶのは、それはそれでかなり異様な光景のようだが・・・。しかし、かっぱ大佐の判断に間違いは無いはず・・。彼を信じて、ミッションを決行するしかなさそうだ・・。


爆発するかもしれないカパドンを慎重に駅まで運び、電車に乗り込んだ。座席の下に箱を置き、安堵した・・。こんな簡単なミッションでいいのだろうか？？しかし、そんな心配をよそに目的地の駅に到着した。電車を降り、ここまで来れば大丈夫だろうと気が緩んだその時だった・・。



「ヽ(|||≧▽≦|||）/　キャー！！」



なんだ？？女子高生達が騒いでいる・・。誰かに襲われたのか？？ここは落花生の地で鍛えた爆レンコ師の出番か？？近くに行くと下の方を指差している・・・。



「うわ～カブトムシだよ～！！」



えっ生物兵器が逃げた？？すかさず輸送中の箱を確認したが、厳重なロックは解除されていない・・。ということは、カパドンの影響で地元のムシ達に異変が起こったのか？？とりあえず、女子高生が指差しているカブト♀をわしづかみにして輸送中の箱に入れた。時間にして数秒・・・。見ていた人は何が起こったか分からなかったはず・・・。だって通勤中のサラリーマンが持ってきた箱にいきなりカブトムシを入れるんですから・・・箱の中がカブトと知っていなければ、かなり不思議な光景だったはず・・。しかしこれはカパドンの影響の序章に過ぎなかった・・・。


そして遂に自宅に到着・・。途中から加わった♀１匹を含めて、♂３♀５の大所帯になりました。



こんなに賑やかになりました！！



早速食事を開始した落花生の地からの移動組！！



地元ムシキングは早速愛の力を発動・・・




しかし、カパドンの地元への影響はこれだけでは済まなかった・・・。カパドンの回収作業が完了し、周囲に生物兵器の影響が無いか、夜間の見回りに出発した・・。しかし、そこで信じられない光景が。いつもは素通りする外灯にも・・あれっ？なにっ？なんだっ？・・帰ってきたときには、こうなっておりました。


うわぁ～なんじゃこりゃ！！




そしてゼリーの減り具合の凄さに、決断しました・・・。


灯火採集、禁止令！！



かっぱさん・・大変な事になりました・・すみません・・。ゆきとまさん、カパドン４号が着弾失敗の場合には、ご用命下さい・・。すぐにミチドン１号を発射致します・・。


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