カテゴリ:カテゴリ未分類
私は道聞かれ顔です。
ずいぶん前から、なぜ、人からよく道を聞かれるんだろうと、漠然と思っていたことへの答えが、まさにこの言葉でした。 7年位前、新聞のコラムで目にしたこの言葉は、イタリア語の訳として出ていました。 ”これだ!私の体質を表現しているのは!” それ以来、すっかり自分のこととして、自分の言葉として、 今日はこんな出会い、というか、道聞かれがあったなあ、などと、日々を振り返りつつ、楽しんでいます。 ちなみに、聞かれるのは道だけではありません。 切符の買い方はもちろん、 初めて行ったロンドンでは、突然イギリスの通過の単位について聞かれました。 道端で小鳥を眺めていると、何の鳥ですか?と聞かれます。 聞かれるだけが道聞かれではありません。 話しかけられるのも、また多し、です。 電車の中では、知らないおじいさんに、写真を撮っていいかと頼まれ。 知らない子どもからはよく挨拶されます。 そういえば、学生時代、学校から行った旅先の宿で、若い仲居さんから、 「私のお友達になってください。」 と唐突に言われました。 泊まりだからと気を大きくして、飲めないお酒に初めての二日酔いになった私に、 翌朝彼女が持ってきてくれた薬はパッケージに一粒ずつ入った錠剤で、 各粒の裏面に、一つ一つ彼女のファーストネームがみっちり書かれていて仰天しました。 最近では、やはり近所で話しかけられた私より年若かりし男性に、二度目に偶然会ったら、話の中で、 「見てくださいよ。」 と、いきなり、彼の脳天の円形脱毛症を見せられました。 ストレス性のものだそうです。 私の中で、道聞かれははっきり、ナンパではありません。 お茶を飲みに行きませんか、的な出会いではない気がします。 それから、すごく話しかけられやすい体質とは思うものの、 不思議とキャッチセールスや宗教の勧誘には一度も引っかかったことがありません。 急いでいるとき、走っているときも突然、予告なくやってくる道聞かれ。 ある時はちょっと迷惑だったり、ある時はかなり困惑しつつも、 私はそれを楽しんでいます。 正直、ちょっと楽しみにしていたり。 今日はどんな道聞かれがあるかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 3, 2005 01:04:45 AM
コメント(0) | コメントを書く |
|