道聞かれ顔

道聞かれ顔は、近所のお店屋さんと仲良しですが、
その一つにクロネコヤマトのおにいさんがいます。
我が家のエリアにはヤマトの担当セールスドライバーさんが４人います。
Sさん、Iさん、Tさん、そして、一番新しいYさんです。
４人とも、どこで会っても、合図や挨拶をしてくれます。

私はセールスドライバーたちが大好きです。
熱いときは汗を流して、花粉症のときは苦しそうにマスクをしながらも、
たくさんの荷物を運ぶ姿を見ると、胸がじんとして、私もがんばろう、と思えるからです。
うちの４人はもちろんのこと、ベージュの縦じまを見かけるだけで、心の中で応援しています。

Iさんは、いつだか、私が助手席に乗った車の、私のいる側にバックでぶっつけそうになってから、どこで会っても、
「お～く～さ～ま～！」
と、叫んでくれます。
一番仲がいいのは、若いSさん。
宅配してくれたときは無口な人だと思ってましたが、ある時すれ違いざまに、会釈をしてくれたことから始まって、以来、出会うと爽やかな笑顔を見せてくれるようになりました。
毎日ローテーションがあるのか、最近我が家のあたりより、少し離れたところで会うことが多いけれど、その度ちょっと会話をかわします。

私は毎日、よく働く彼らをイメージして、今日は誰の車に会ったラッキー、とか
勝手にラッキーセールスドライバーを決めているんだけど、
今朝はSさんに決めていました。
うちの前の道で、早くもヤマトの車発見。
残念。Yさんの車だ。
そう思いつつ、道を曲がり、坂を下り始めると、そこはきっと、宅配便の会社のトラックの通り道。
各社のトラックが列になって坂を上ってきました。
ヤマトヤマト佐川ヤマト。みたいに。
倉庫から各エリアの荷物をしょって、いざ出陣なんだなあ、ハードな一日だろうなあ、と、思ったら、自然と心の中でエールを送っていました。
そうしたら、タイミングよく車の中から私を見て会釈している、ヤマトのSさんと目が合いました！
Sさんの車だ！ラッキー！今日もいい事ありそう。
入場行進の列の中、Japanが入ってきたのを丁度見た！みたいな嬉しさ。
今日も朝からかなり、単純。

今日の道聞かれ。
薄暗い中、すれ違った色の白い女の子。
大学生かなあ。
声には出さず、口だけ、でもたしかに、
「こんにちは」
って、動いてた。会釈しながら。