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桑田さんが私たちを呼び止めたのです。
”ねえ、今から、撮影があるんだけど、一緒に写らない?” うそっ!耳を疑う二人。 ”あ、でも、今から授業があるんですけど・・・” ”大丈夫。このキャンパスで撮るし、すぐ終わるよ。” それなら、なんて、いきなりその気になる友人と私。 なんだか、どさくさにまぎれて、サザンのメンバーと一緒に外に出ました。 でも、はっきり言って、正直言って、あまりのことにすっかり浮き足立っていた私は、詳しいことを覚えていないのです。 ただ、いつのまにかキャンパスにひな壇のように組まれた台の上に立ち、なぜか大きなぬいぐるみを抱きかかえさせられ、 よくわからないままに、何の撮影かも知らないままに、 ”はいっ!笑って!” と、カメラマンに言われるままに笑い、 撮影は終わったのでした。 あたりには、いつのまにか、学生の見物の輪ができていて、その中には私のクラブのコーチも来ていて、撮影が終わったら、 ”おまえ、こんなとこでなにやってんの?” って、言われたことだけ、妙にはっきりと覚えています。 そんなことより、桑田さんや原坊の笑顔や、口調や、声を覚えていたかったのに。 もっと悲しいのは、サインしてもらった理科のノートの色や表紙ははっきり覚えているのに、そのノートをどこにやったか覚えていないことですけれど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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