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ロシアで一度も道を聞かれなかったと申しましたが、
そういえば一度だけ、話しかけられたこと、思い出しました。 でも、正確には、私ではなく、夫にです。 夫は、ロシア人にも負けないぞ! っていう、柔道三段の日本男児であります。 ハバロフスクの大通りを歩いていたら、Tシャツ破けんばかりの筋肉隆々のロシア人がやってきて、力こぶを作り、満面の笑みを浮かべて、 ”カラテ!カラテ!” だって。 夫は即座に、 ”ジュードー” とか、言い返してましたよ。 ロシア人もわかってくれて、 ”オージュードー!” と笑ってくれました。 知らないロシア人から笑いかけられたの、その一回だけだったかも。 日本に帰り、新潟空港から、新幹線に乗るため新潟駅に乗りつけたとたん、 足元おぼつかないおじいさんから、 ”新幹線はどこですか?” って聞かれて、 ああ、道聞かれたなあ。日本に帰ってきたんだなあ。 と、つくづく感じた道聞かれでした。 ”この緑の線をたどると着くようですよ。” って、教えてあげたら、おじいさんはその線の上を、一歩もはずれず、丁寧に丁寧にゆっくり歩いてまっすぐ歩いてついてきたので、ちゃんと角を曲がれるのか心配になり、ずっと振り返って見ていたら、 おじいさんは緑の点線の上を、きちんと直角に曲がってゆっくりと歩いてました。 真下を見て。 線をはずれずに。 よかった。あれなら間違いない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 6, 2005 09:33:28 PM
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