2018/12/11(火)13:40
村上屋のがんづき
2008.10.15初公開
仙台や宮城県内では生地のタイプで分類すれば
二種類の「がんづき」が売られていています。
その違いは「がんづき」を作る際、重曹を使うか使わないかです。
重曹を使わないタイプが写真のがんづきです。
仙台の人は写真のがんづきを「白いの」とか
人によっては「白がんづき」「白がん」という呼び方をします。
格別コレというネーミングはないようですので、
便宜上、重曹なしで作る「がんづき」を
食感から「ねっとりタイプ」と呼ぶことにいたしました。
食感は餅菓子によく似ています*1。
写真の「がんづき」の材料は小麦粉、くるみ、上白糖とおそらく少量の塩。
これほどシンプルな材料なのに、味と食感はお店によってさまざまです。
小麦粉の練り加減、上白糖とお塩の匙加減、蒸し加減で
お店の個性が生まれるように思います。
*1宮城県外の方には「ういろうのような食感」と言ったほうが、
わかりやすいのかもしれません(2008.10.21追記)。
また UPしてからわかったことなのですが、
伊勢地方の外郎(ういろう)は小麦粉を蒸して作るんだそうです。
仙台ワシントンホテル