|
カテゴリ:お話し
祖母には、親しい友達がいなかったと思う
引越しをするまでは 近所に他の娘達もいたので 寂しい思いをすることは無かった
でも、引越しをしてからは 何処に行けるわけでもなく 近所とは特別な付き合いもなく
だから、話し相手は孫しかいなかった その中でも、一番身近な私しか・・・
『大きくなったら、何処か連れってとくなはれや』 『あんたしか、頼りにできる人はおまへんのやで』 『お婆ちゃんを助けとくなはれや』 祖母が私によく言っていた
祖母が、それなりに青春を楽しみ 幸せな生活を送っていたのならば この環境にも耐えられたのかもしれない
祖母の寂しい気持ちに 誰も気付いてあげられなかったのか 少なくとも私は気付けなかった・・・
今、病院にはなぁ 僕に会うために来てくれる お婆ちゃんがいるんやで 私が死ぬまでこの病院を舐めないでねって 笑顔で話してくれるお婆ちゃんが・・
今なら、あなたを笑顔にしてあげれるのに >>>>>つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[お話し] カテゴリの最新記事
|