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テーマ:花と自然を楽しもう(15575)
カテゴリ:里山を買おう!
桜のように華やかではない。地味だ。その花が次々と音もなく落ちてくる。
楢の花が降る。 そしてこんな季節だからこそ道が見える。 小さな哺乳類や爬虫類、両生類の道が積もった花を分けて小道をつくっている。 ネズミもカエルもカナヘビもそしてオサムシも。 花が降った跡にイノシシが走る。 そしてネズミが来て、キジが来てコジュケイが来ると太い線と細い線が森の中にできあがる。 花はすぐに消える。 道の記憶だけが残り下草は萌える。 今頃イワツバメは海抜500メートルから1000メートルあたりにいるだろう。 そこは芽の前線だから。 もちろん植物の芽は命を観する目だ。 芽である目のある樹(気)を抱けば命を受ける。 君よ芽とともに目をもて空を観よ。 * それは北上川に添う道の途中だったっけ。 柳の花がいっせいに舞いはじめた。 石川啄木が「岸辺目にみゆ」と言ったのはこの柳の花だったのかと、あの水の色、柳の色、花が舞い風は川とともに気流をつくり道をつくる。 気の道をだよ。 万葉の人も古今の人も明治の人も、知っているその柳の花。 銀座にはあるだろうか。 カバさんいつもクリックありがとうね。 今日はふとおもいたって歌にしてみたです。 * しらかばの 花降る径(みち)は細けれど 生まれ来るは 君に逢うため * カバさん、いつの日か手をつないで楢の花が落ちるところを歩きましょうね。 そこに径ができて様々な動物たちとのフラクタルな道ができる。 そのときにこそ私たちが生まれ生きてきたのはなぜか心の恋人たちは邂逅のわけを汁のですよっ。 うふっ。 もちろん花は「午後の胞子」のように音もなく降り積もります・ →和歌、短歌、俳諧には道がありそれは楢の花道って◆わっしょい◆にクリックですよ!!人気ブログランキングへ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月09日 23時55分13秒
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