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2021年05月16日
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○ 太閤秀吉公三十二ケ条の掟

 一 天道は偏に正直にして叶、非道にして仏神の加護なし。

 一 無者は名城に罷るが如し、科あれば身の置所なし。

 一 大切と申は、公方の御用、安堵と申は諸役を治る事。

 一 福人をば怨敵と可思。口入秘計すべからず。

 一 誰人にも可勝と思は苦労、当意の負は後が勝。

 一 貴物は分別の人、賤きものは無分別の人なり。

 一 覚悟有は先生を可報。愚痴ならば先生に歎け。

 一 親を人と息子をば可思。親の仰を背くは天道を知らず。

 一 耕作商二道に常々可心掛。縦は左右の如し。

 一 身体過分に人をば可扶持也。算用不知後悔すべし。

 一 貴賤の人に参会は偏に薄く。紅葉も厚は散る。

一 祝言何事有待は早く座を可立、寸善に尺度あり。

一 朝夕忘間敷は家々の稼、懈怠すれば家を失ふ。

一 万能に増たるは覚悟なり。一心違へば能更に不入。

一 親類近付喧嘩ある時、晶負といっは後遅をさせず。

一 公事あらば強き弱きは下にて落着すべし。

一 他人の美女をば大敵とおもふべし。其家に不可入。

一 鬱憤は敵と可思。一言を以て怨敵を受く。

一 記録に富るものは執筆なり。偏に斟酌すべし。

一 他人の宿致事知音なりとも子細によって判形不可仕。

一 無心元道連に逢んには於前後同道致べからず。

一 長夜の寐覚にも諸道を案ずべし。

一 世上の伝言批判能間、可聞大の虚言我偽となる。

一 無心許方より一色を請ば急に返礼可致。

一 喧嘩の場へ罷出る事、我非論を好が如し。

一 身に添敵は大事なり。立ても居ても可心掛。

一 男女の申立十に八九は斟酌すべし。

一 親に成共不孝を他人とし、他人なりとも孝を親とす。

一 親に懇切は存命の内、未来の助は不知。

一 酒は我気分次第。過しては何ぞ煩となる。

一 地頭代官の義不可相背。迷惑有は時々に詫言すべし。

一 修行と云事は国を順ずるに非ず、心掛れば寝覚にも、

  有歌に、

   悪口と欲を離るゝ物ならば内外ともに住よかるべし

 






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最終更新日  2021年05月16日 16時45分35秒
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