山梨県歴史文学館 山口素堂とともに

2021/10/17(日)05:48

甲斐 安田遠江守義定後裔 松屋叢話(小山田與清)​

北杜市歴史文学資料室(155)

​​◇  甲斐 安田遠江守義定後裔 松屋叢話(小山田與清)​ 余が實父は武蔵国多摩郡小山田の里人にて、田中忠右衛門源本孝といふ。安田遠江守義定の子、田中越後守義資(よしすけ)の後にて、世々越後国に住めりしが、永世元年に、大炊介義綱はじめて武蔵国にぞ移り住みける。義綱より弾正義昌、和泉義純、宗右衛門某。喜四郎政喜、佐次右衛門政勝まで、六代歴て本孝にいたれり。本孝字は笠父。號をば添水園とぞいひける。この庵に名づくる説は橘千陰が書たり。詞はわすれたり。歌は、小山田の山田のそぼかくしつゝ秋てふ秋にたちさかえなん 本孝和漢の書にわたりて、詩歌俳諧に心ぞふかめたる。云々​​​

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