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カテゴリ:伝統芸能
「第五回能楽囃子の世界 和のしらべ~太鼓の魅力を探る~」 習ったことないし、あまりよく分かってないけど、お囃子って何か心地よくて好きですし 舞囃子って見てても楽しそうで、心待ちにしていました♪ ファンの囃子方の能楽師さんも出演されたのです。 うまく説明できないんですが 姿勢の美しさと気迫や、声も含めた音の圧みたいなのや、 能楽イベントで司会されたときの面白くて分かりやすい解説にもお人柄が出てて それまで持っていた能楽に携わる方々のイメージが変わったのです。 音の圧というのは、強い振動というわけではなく 柔らかな響きもまた圧として感じます。 ん~語彙足りないなりに言ってみました(T▽T) 舞囃子『淡路 急々之舞』 ときの帝に仕える臣下が、神代の古跡を見ようと淡路に来て 田んぼで出会った老人に神代の話を尋ねる。 その夜、イザナギノミコトが現れ、 国生みの話を語り、舞い、五穀豊穣を言祝ぐというもの。 つくづく、イザナギだけでもイザナミだけでもだめなんだなーと。 舞囃子は、イザナギの神様が舞うところだったみたいで パッと勢いあって若々しい~感じ 舞ってる人が若い方だからよりそう思ったのかな? 舞囃子ええなあと、まずは単純に思いました。 宇高 竜成 笛 貞光訓義 小鼓 上田敦史 大鼓 森山泰幸 太鼓 上田慎也 いただいた解説には、神様用の春の田んぼに水をいれる口に五十串(いぐし)を立てて 神様をまつってる場面から始まるとあって、 幼い頃に一時暮らした親戚の家を思い出しました。 当時は用水路が田んぼや家をぐるりと巡っていて 門を開け放って、庭にもプチ神棚なのかお供えの棚かを付けた棒を立て、 農家の方がお参りしてたような記憶があります。 感謝してもっとお米を食べよう 別習一調『是我意(ぜがい)』 唐の天狗の親玉みたいなやつが日本の仏界を魔境に陥れようとやってきて、 比叡山の僧正たちと法力合戦をするんだって。 僧正の祈りにお不動さんが応えて、 こんがら童子とかせいたか童子とか連れてきて 皆で戦って神風も起こして追い払う、魔につけ入らせないという話。 一調て初めて観ました。 一対一の緊張感めちゃありました かっこよかったです 謡 宇高通成 太鼓 中田弘美 舞囃子『乱(みだれ)』『雪』『巻絹』も 一緒に観た友人とも話してたんだけど、 あの重たそうな装束でなく紋付き袴で舞うと、どんなふうに手足が動いてるのか よく見えます。足の運びとか、かっこいいです。すごい。。。 対談 「三島元太郎さんにきく…」 よくお見かけする小柄で素敵なお爺様 (太鼓方の長老、と紹介あったのに、ほんとに申し訳ありません) どんなお声で話されるか興味ありました。 ちょっと照れて織られる感じで 太鼓が入ると太鼓が他をリードする形になりますよね、と振られて 「あんまりベタッと付いてこられても…」とか、面白かったです。 一調『遊行柳』 謡 豊島三千春 太鼓 三島元太郎 『是我意』の緊張感とまた違って 「ほな、いきまっせ」って感じの人生の先輩ならではのかっこよさを感じました。 会館の外に新芽がでてきた柳があったけど、それよりもっと太そうな柳のイメージ。 舞囃子『船弁慶 白波之伝』 義経が静と別れて、尼崎の大物の浦を出航した一行に 大波と平家一門の亡霊が 平知盛メインでデカい薙刀を振るい、襲ってくるんだけど 「そのとき義経少しも慌てず」で、 弁慶は長い数珠をシャカシャカいわせて法力で 亡霊に勝ち、追い払うとこ。 いきなり大きな音で始まり(目が冴えた) お囃子の一人一人が気を吐いて戦ってる感があって大迫力 かっこいい 大きな薙刀はぴかぴか光ってるし、 廣田さん、動きが大きくて、実際の距離以上に近く感じて 何度も斬られるかと思いました 廣田泰能 笛 野口亮 小鼓 久田舜太郎 大鼓 山本哲也 太鼓 中田弘美 想像より遥かに見ごたえあり、楽しかった~(*^_^*) 出演される能楽師さん自ら解説のチラシを配ってて 通るたびに笑顔でお礼を言われ、ちょっと驚きました。 その都度にっこり返しましたけど(^^ゞ 客席も今までになく居心地良かったです。 お稽古や鑑賞歴長いと思われる方の中には 御自分のファンか習ってる先生のところだけ一生懸命で あとはお囃子が始まってようが大きな声でお喋り。 だれそれが下手だとか噂や個人的な付き合いとか… 飴ちゃん出して配ったり、謡本出して一緒に声だして謡ったりとか そういう方が周囲にいることが。。。私の日頃の行いでしょうかね(T_T) けどそういうこともなくて、客席の間を通らせてもらうときも嫌な顔されず、 開けてくれたり、教えていただいたりしました。 そんなことも嬉しかったり また伺いたいです。 ありがとうございました。 読んでくれてありがとう 一気にもふもふしてきた♪ゆきやなぎちゃん♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年03月25日 20時15分37秒
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