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絨毯屋へようこそ  トルコの絨毯屋のお仕事記

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2005年05月15日
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ボドルムはエーゲ海沿いの小さな町であり、トルコ人外国人に人気のリゾート地である。
ボドルムはボドルム・・・・。
という言い方をされる。

エーゲ海、地中海のリゾート地は星の数ほどあるのだが、ボドルムに代わる場所は他にはない、という意味である。
リゾート地嫌いの私も、ボドルムに限り、同感である。

週末、ボドルムに1泊してきた。
我が家3人と、アドナンと中華料理屋のオーナー・ペリンと5人。
ペリンは大学に入るまで、ボドルムで4年間暮らしていた。
私も10年以上前になるが1年間ボドルムに家を借りていたことがある。

不思議な町である。

アンタルヤから山ルートで飛ばして約7時間。
到着したのが夜中の12時過ぎだったが、町には原宿の通りと同じぐらいの人が歩いている。店も開いている。
ビーチサイドのバーはこの時期でも満席で、夜中にウロウロしていても危険なイメージはないし、変な言い方だけど夜遊びが健康的である。

バーでビールを飲み、2時にペンションに戻ったが、その時間でも人がたくさん。
バーとか、ディスコが身近で、気軽に行けるものだと認識したのがボドルム生活の中でだった.

町の大きさがちょうどいいのか、小さい場所に全てが収まっているからか、海沿いに平地で全てが並んでいるからか、クルマが進入禁止の場所がはっきりしているからか・・・・・。

それを考えるとアンタルヤのカレイチは観光しにくい環境であると思う。
アンタルヤという土地を指す場合、アンタルヤの中心地だけでなく、遠く離れたリゾート村も指すし、観光ポイントの都市遺跡などは20~40、50キロと離れているし、カレイチのショップやレストランは点でバラバラにはあるので、見て歩く楽しみが少ないし、クルマは道路をふさいでいるし、カレイチはすり鉢状で道に迷いやすい。

カレイチの商人たちが、自分だけよければいい、一緒に何かやろう、盛り上げようという意識のなさも大きな問題であると思う。

カレイチでトータル5年ほど住んだけど、夜遊びをしたり、散歩をする気にあまりなれなかった。
観光シーズンに入ったボドルムへ行って、久しぶりに夜のそぞろ歩きが楽しいと思ったし、住んでいたころの環境を懐かしく思ったりもした。

整備されて変わっていたし、観光地ならではの卑しい人もいる。
でもボドルムはボドルムだなあ・・・・って思った。

だけどね、ふと思ったのは、ボドルムでの生活は懐かしいし、楽しかったけど、別にあのころに戻りたいと思わない。
それは今が一番幸せだと感じているからだと思う。
ミフリ社長のいいところ(誰も言ってくれないから、自分で言う)・・・・どの年齢でもやりたいことをして、いいこと、悪いこと、いろいろ体験し、あの時に戻りたい、やり直せたらなあ。と思ったことがないこと。20歳のときも、30歳のときも、若かったし、仕事もあったし、経済的にも恵まれていたし、ボーイフレンドも友人もいて、それぞれ幸せだった。

でも41歳の今、辛い思い、悲しい思いをしながらもいろいろあって、お金はないし、靴下に穴はあいているし、睡眠時間3時間以下だけど、トルコで絨毯屋を続けられ、夫と子供がいる今が一番であると思える。
50歳になったときも、60歳になったときも「今が一番幸せ」と思えることが人生の目標であり、そういう自分でいたいと思う。

ボドルムはボドルム・・・・。
41歳の私は41歳の私・・・他に代わるものはないのである。
ボドルムでそんなことを感じた夜であった。





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Last updated  2005年05月15日 17時10分44秒
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