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絨毯屋へようこそ  トルコの絨毯屋のお仕事記

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mihri

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2007年06月15日
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なぜ、復活日記かというと・・・・。
実は全財産が入ったかばんを盗まれて、生活していくために必要な全てを失ってしまった。
とほほ・・・・。

いままで何もなかったので、油断していたところで起きた事件で、自分で反省するしかないのだけど、起きてしまったことをくよくよ悩んだり、あれこれ言っているよりは、この状態から元の生活を復活させるにはどうしたらよいのか・・・ってこと。

手続きはいっさい済んでいるし、手配済みだけど、パスポートがないというのは全ての用件がまったくできないということで、海外で生活する者としては、本当に管理が甘かったとか、油断しすぎとか・・・。
いやいや、何を言われても返す言葉はありません。


盗難があったのは息子の私立学校の校庭内で、終業式の式典が終わって、すぐのこと。
息子と写真を撮ってもらっているときに、最初は座っていて、かばんは横に置いてあった。
写真にもかばんが写っている。
その後、立ち上がってベンチの反対側で写真を撮ったわずか30秒の間のできごとで、校内だしなあ、とか、遠くに離れるわけじゃないからなあ・・・とか心で思ったわけだけど、かばんを手に持たなかったのである。

すぐに気がついて、校門の警備員に知らせたけど、父兄のクルマが次々に出て行き、それをとめることも、検査することもできないまま、時間が過ぎてしまった。
学校は市内ではなく、離れた高台にあり、徒歩で来る人はいないのである。
すべてクルマを利用しないといけない。
だからその時点で犯人はそばにいたわけだけど、警備員もなにもできないままで、私はといえば、どういうわけかすごく落ち着いていて、かばんに入っていた自分の携帯に電話をかけてもらった。間違って持っていっただけなら電話に出るわけだけど、3回線全て、ちゃんと切ってあって盗難であることを確定し、まずどこに連絡を入れて、何をするか・・・と頭の中で整理した。学校の職員に銀行などに電話をかけてもらい、携帯と、カード類の停止をした。

自分の携帯がないため、友人たちに電話で連絡もできない。
しかもクルマのキーもかばんの中である。
どこへも連絡がとれない、どこへも行けない。

普段から冗談で「このかばんを盗まれたら、全てを失くすことになる」って言っていたぐらい、かばんの中には何から何まで入っていた。
運がよかったのは、家と店の鍵がクルマの中に残っていたことである。
それも盗られていたら、家の住所から店の住所から全て書類や滞在許可証に記載されているわけだから、好きなときに泥棒に入ってもらえる。
しかも金庫の鍵も盗られている。

学校は警察ではなく、軍の管轄のため、ジャンダルマに盗難届けを出さなければならなく、学校の警備員とともにジャンダルマへ行った。
しかし身分証明できるものが何もないわけで、(しつこいけど何から何までかばんの中・・・)、思い出したのは、会社の税理士のところにパスポートの公証役場の任印付きのコピーがあること。
それで盗難届けは書いてもらえた。

その間に、携帯があれば、あらゆる知り合いに電話をして手を回してもらえる余裕はあったのだけど、電話をしようにもどこにも番号を控えていないし、携帯を紛失した=自分の店と家以外の電話番号は知らない・・・ということで、これについても今後の反省材料である。

さらに困ったのはお金がどこからも引き出せないということ。
カードの停止、インターネット口座の停止と全てを停止し、これを復活させるにもパスポートが必要である。
現金も全てかばんの中、家には小銭すら置いていないし・・・。

でも持つべきものは友達である。
まず日本語の生徒たちがすぐに手配をしてくれて、会社や個人の書類などが法的に無効であるという広告を出してくれた。
それから連絡取れないと困るだろうと、新しい携帯電話と番号を買ってくれた。

私はネット上にその電話番号を記載。
それに気がついた友人たちが電話をかけてきて、お金の工面やそのほかの手伝いを名乗り出てくれた。

警察の外国人課にも行き、滞在許可証の紛失や再発行、警察の交通課にはクルマの登録証の再発行手続き・・・と。
またクルマの保険で鍵と登録証の盗難に対応していて、限度額の500YTLまで支払いをしてくれることになった。

実際はクルマのキーの交換は、470YTLで、登録証の再発行などにかかる費用も300~400YTLかかるので、全額保険でまかなえないわけだけど、ないよりはいい、ってこと。
この保険も実は1週間前に別の会社でかけなおしたばかりで、前の会社の保険だとこの補償もなかったわけで、500YTLだけでも負担してくれることに、運がよかったと思うことにする。

そしてパスポートの再発行であるが、これは管轄のアンカラ大使館にメールと電話で問い合わせをした。
免許証そのほか、いっさい身分を証明するものを盗られてしまったので、日本から戸籍謄本を取り寄せて、それで処理してもらうことになった。
日本の家族に連絡して送ってもらうわけだけど、EMSでも1週間はかかる。
これが届いてからアンカラへ行くわけだけど、ちょっとまて、飛行機には乗れないぞ・・・ということに気がついた。
免許証もないからクルマでも行けない・・・・。
う~ん、ということはバスか・・・・。

全ての書類などが元のとおりにそろうまで、1~2か月はかかると言われている。
個人の分もあるけど、会社の分もかなりあり、期間もそうだけど、費用も予想以上の負担になる。公証役場で認証してもらう費用というのは、会社関係、外国人であることも加わって、毎度毎度かなりの負担になっているのだけど、またあれを繰り返すのか・・・と思うと、ああ、気が重い・・・・。

携帯は会社名義のものはコピー書類で復活できたので、現在使用可能である。
・・・・というわけで復活できるその日まで、まだまだ続くのである。





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Last updated  2007年06月19日 22時40分38秒
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