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カテゴリ:トルコの手工芸
ウルダーを越えて山道を進む。 ケレスは遊牧系住民の伝統的民俗衣装が見れた場所である。 現在は周辺の集落を訪ねても、衣装を持っている人はほとんどいない。 過去に手放してしまっているからである。 その代わりに、民俗衣装を着せたお人形を見ることができる。 ウールの手織り布で作った前掛け、伝統的手法のカード織りで作ったベルト、昔ながらのモチーフを施した手編みの靴下、ビーズの頭飾り、スパンコール刺繍、刺子の帽子など・・・・・・。 本物の民俗衣装を縮小したものである。 これはケレスの町の中心部で、お役所の人からプレゼントされたお人形。 ケレスの集落のひとつで、カード織りをする女性の家にあった作りかけのお人形。 これに帽子とスカーフ、頭飾りなどを着ける。 最近トルコの各地で同じようなお人形を見る。 中国製のお人形に、手作りの地域の伝統的衣装を着させて、お土産物屋などで販売している。 おそらく多くは地元の市民講座で女性たちによって製作されたものであろう。 本物の民俗衣装を作ることはなくなったけど、そのテクニックを知っている女性たちが現金収入につながる商品作りに精を出すのである。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年03月30日 00時16分09秒
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