I病院I病院は県内で大きな病院。当時住んでいたマンションと私の実家のちょうど真ん中にあった。 じつはゆうきが2歳になる頃風邪をこじらせてしばらく入院したことがあった。 だから、病院のことは要領を得ていて、旦那に手際がいいねと言わせるくらい、悲しくも入院準備に手間取ることがなかった。 そしてみいなの担当医グループの中の主治医の先生はゆうき入院時の主治医さん。 先生もなんとなく私の顔を覚えてくれていたのだから、縁って不思議。 みいなを妊娠中で大きなお腹をしてたから余計に印象に残っているのか、看護師さんやほかの先生にも覚えてくれてる人がいて、なんとなく心強かった。 当時病棟内でもバンダナを巻いた子供の姿を目にすることもあった。 その時は、病気と闘ってる子がいるんだな、と全くの他人事として見ていた。 将来、こうやって戦う立場に立つとは思いもよらずに。長い間暮らすことになるとは思いもよらずに。 ジャンル別一覧
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