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カテゴリ:うつの苦悩
私の通っている病院では,集団認知療法として,サイコドラマというのをやっております。
どんなものかとゆーと 例えば,昨日は,「仕事を断れないとき」というテーマで,実際に仕事が断れなかった状況をみんなで再現ドラマをするのです。 昨日は,私の出来事を再現しました。 登場人物は,自分,事務員,依頼者ですが,これに,私の心理を擬人化して担当する人として,仕事を断りたいと考える自分,仕事を断れない自分,何とか仕事を免れるために工作する自分を担当する人がいます。 私が説明した仕事を断れなかった状況をこれらの人に説明して,演じてもらいます。 このような登場人物の達が,私が仕事を断れない一場面を演じるわけです。 それをみんなでみて,思ったこと,感じたこと等を話し合ったりするのです。 自分の置かれた状況を,他の人に演じてもらって,みるというのは,自分の状況を,冷静に第三者的にみることができます。 そうすると,そのときに考えたこと以外のいろんな考え方ができるなあ,とか,絶対に仕事は断れないという考えは,思いこみにすぎないとか,いろんなことが考えられます。 また,他のうつの人たちと意見交換などもできるので,とっても楽な気持ちになれます。 さらに,これをやることによって,認知療法は気持ちが楽になるものだという実感を得られるので,自分で家で行っている書く認知療法に対する信頼ももてるようになるので,とてもいいです。 で,終わった後は,他のうつの人たちと,少し自由に話をするのです。 勝手に完璧主義・・・・求められてもいない,必要もないてチェックややり直しをしてしまう。 しかし,そうすると,やることが増えすぎて,破綻してしまう。 という人がいました。私も,いろんな危険や失敗を予測して,事前にいっぱい調べたりしてしまう方なのです。おかげで,仕事が遅くなってしまいますし,いつも不安です。でもそうやってしたことの90%以上は無駄なことです 「人に誤りを指摘されたら恥ずかしい」という気持ちで,それがあるから,予防のために完璧主義になってしまうのですね。 「でも,みんなミスをすることはある。ミスがあるのは当然。それを受け入れて無駄なことは止めよう」「できてなくても今の自分を受け入れしかない,今の自分で十分いい面があるのだから」 と話し合って落ち着きました。 以上,認知療法の一場面。 人気blogランキングへ ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.07.22 15:47:53
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