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カテゴリ:☆リリーのつぶやき☆
娘のREIと保育園から仲良しのKちゃんは一人っ子で甘えん坊の女の子。
小さい時はついついわがままが出て、よくお友達とケンカしていた。 でも、保育園の頃からおっとりしていた娘とは 一度もケンカしたことがなく(未だに)、とても気が合うようだった。 Kちゃんのお母さんもビール好きだったし、たまたま私と同じ歳だったので すぐに親しくなり、子供を通じての親同士の付き合いを越えて 家族ぐるみの付き合いをするほどになった。 小学校も同じだったので仲良くしていたが、小2の時にKちゃんが転校。 Kちゃんは新しい学校では、友達とうまく行かなかったようで、 お母さんが時々「REIちゃん、泊まりに来て~」って ヘルプのTELがよくかかって来た。 もちろん、REIも喜んで行くし、私とKちゃんのお母さんも 全く気を使わない仲だったので安心だったし、 何よりもKちゃん親子が大好きだから。 Kちゃんのお母さんの話しでは 「一人っ子のKにとってREIちゃんはお姉さんのような存在で、 絶対的な信頼があるみたいよ~」って言っていた。 だからなのか、REIが好きな音楽も趣味も、Kちゃんの好きな音楽と趣味になり REIとKちゃんのそれぞれの友達も共通の友達になって行った。 そして、共に同じ難関の公立高校を目指し、二人ともみごと合格 別々の中学から受験し、11クラスもあったにもかかわらず、 同じクラスだったのには感激した 高校生活でも更にお互いの信頼関係を深め、 お互いに同じ高校で同級生の彼氏まで出来た。 (二人ともその彼とは現在も進行中) 高校卒業後は、Kちゃんは大学へ進学、 REIは専門学校と別々の道に進んだが 仲の良さは相変わらずで、よく一緒に出掛けていたようだ。 そんな二人の長い歴史に、とうとう離れ離れになる日がやってきた。 昨日の22時発の夜行バスで、REIは京都へ発った・・・ その日、Kちゃんと高校の友達二人とREIは、お昼からランチしたり ぶらぶら買い物をしたりと、とりとめのない時間を過ごし 出発の1時間前には、私とKちゃんのお母さんもREI達4人と合流した。 主人が「俺、やっぱりREIの顔は見れん・・顔みたら泣くかも・・・ メールだけでもしとこうかな」って情けない声で電話してきた。 出発のギリギリまでバスの入り口でワーワー騒いでいたが 時間が来てしまったのでREIは座席へ着き、バスのドアが閉まった。 今度はみんなでREIの座席の窓の方へ、バスの外から回ったけど カーテンが閉まっていて、バスの中が見えない。 《ああ~いよいよね。最後まで笑顔で見送りが出来てよかったぁ~》 そう思っていたその時、Kちゃんが 「REIREI~~~っっ」 と、すごい声で叫んだ。 それが聞こえたのか、REIがカーテンを開け、それと同時にバスが動き出した。 その途端にいきなりKちゃんが、じだんだを踏みながら 「うわぁ~~~んREI~~~いやだぁ~~信じられん~~行くな~~」と泣き叫んだ。 私も、みんなもたまらなくなり一斉に泣き出してしまった。 思わず私は泣きじゃくるKちゃんを後から抱きしめた。 今まで必死に我慢していたKちゃんの本音だったのだと思う。 Kちゃんもきっと、笑顔で送り出してあげたい、 REIの為に喜んであげなきゃ、って思ってくれていたんだろうな。 バスが見えなくなっても誰も動こうとはしなかった。 しばらくして私が「ありがとう。行こうか」って言うまで。 帰りにみんなで24時間営業のファミレスに寄って、 1時過ぎまでしゃべってから家に帰った。 2時半頃寝たのに、ふと目が覚めて、時計を見たら5時半。 「変な時間に目が覚めたなぁ~・・・」 トイレに行ったらREIの部屋のドアが開いていて、 ひっそりと片付いている事に改めて気が付く。 明け方の薄明るいリビングで、煙草に火を点けると 一気に涙が溢れ出して止まらなかった。 AM 6:15 「今、着いたよ」 REIからのメールが届いた とても分かり易いポスターです♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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