今日はいい天気です。
こんないい天気に仕事してるもの・・・まあよしとしましょう。
みの百年の家プロジェクトの
いつもまじめなM部長から質問を頂きました
それに返信を書いていましたら、結構大事なことなんで、ここにも書き留めます
長いので覚悟して読んで下さい。
百年の家の白蟻対策
これは、すでに、お話いただいたと思いますが、はっきり思い出せません。
防蟻防腐処理をしないで、どうするのか、との質問を、複数から聞きました。
■なぜ防蟻をしないか?これは最重要項目です
僕たちの防蟻の考え方の根本は、それは本当に必要なのか?
人間にとって非常に危険であることと、やっても防蟻にならないからです
つまり百害あって一利なしだから、やらない
これは、逆に皆さんに問いたいことでもあります。
まず、有機リン系の薬剤の危険性は、ホルムアルデヒドの比ではありません
ホルムは気分が悪くなったりと不定愁訴が主ですが、
有機リン系などの農薬は神経毒です
小学校の低学年で急に視力が悪くなる子供がいますが、
その理由が勉強のしすぎ、TVの見すぎのわけがなく、
ほとんどが、シロアリ防蟻処理を定期的に行った家の子供です
これがほんとうのシックハウスです(しかも気づいてない)
最近は5年保証になったのでその分毒も弱くなり、
そういった子供も減っているかと思います
数年前、アメリカで高校生が学校内で銃を乱射した事件が数件起きました
これらの事件の3~7日前には、
クロロピリフォスを防虫のために学校内に撒かれていたという事実があります
これは、科学技術庁の予算でやっていたJAPOCの研究発表で
北里大学の先生が発言していたことですが、
彼は、アメリカでは原因はそれであると断定して、直ちに使用を禁止したのに、
日本は、それを知っても禁止にしないのはおかしいと言ってました。
シックハウス法が施行される3~4年前だったと思います
有機リンは神経にきます。最初に影響をうけるのは子供達の視神経です
だから、ホルムは規制で、クロロピリフォスは禁止なんです
0.08ppmと0.007ppb(小児)という基準値の差、
計算してください。この差は、1万倍以上の危険を示しています
■まさに危険のレベルが違います
禁止になったのは、北里の先生のおかげですが、
この危険度の差が法律になったのに、認識している人の少なさが
いまだに、被害を作り出す土壌は変わってないことを示しています
ここで質問です
毎日何万種類という新しい化学物質が、生み出されている現状と
ホルムが規制されたので、より危険度が高いのにアセトアルデヒドを使うといった
信じられないことをしているメーカーがいる現状で、
クロロピリフォスでなければ、大丈夫であると断定できますか?
そんな非常に危険かもしれない薬剤を平気で家族が住んでいる家の床下に
公庫で決まっているからと
まんべんなく撒くという作業を行ってきたことを信用できますか?
これが前提です。
その2へ続く
家族の笑顔をつくります