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2008年11月15日
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カテゴリ:TAW理論
其れとは、並行して、数字(九進法)のルーツを探していました。西洋では、カバラ(数秘術)が有名です。ピタゴラスは9進法を研究していたようでした。西洋では、建築様式にも9の思想を盛り込んでいました。カバラは、エニアグラムがルーツです。

師匠は、3,6,9が自然界にも多く存在することに注目する必要があると常々話をしていました。蜂の巣はやレンズに反射した光は六角形。ベンゼン環や安定した形(調和の取れた形)は3、6、9であると。

密教には、数字で、時間軸(求心図)と空間軸(遠心図)の設計が施されていることに気が付きました。

・精神的なものの働きの不変的世界 「金剛界」つまり「時間」
・物理的なものの形の日常的世界 「胎蔵界」つまり「空間」

曼荼羅を見ると9体を一くくりの仏様で構成し、宇宙を表現しています。中心は大日如来です。宇宙は、9つの窓のフラクタルから成立っています。

講義の合間に師匠は、曼荼羅とは、「中心」という意味であり、スピリチュアル系の人たちが曼荼羅の様な色彩をつかって、曼荼羅アートと言っているのをよく見かけるが曼荼羅の基本を全く無視しているとも言っていました。
(マンダラは直訳で本質・真髄)。悟り調和の世界を現しています。)

古典で数は、当時の人たちが理解し易い形として表現されています。例えば、点の数、兄弟の人数、仏の数など神話や図になって表現されています。)密教は易の設計図である河図、洛書と仏教が密接に関係していることも解って来ました。

9つの数字を組み合わせマトリックスにした魔方陣は、古来兵法の戦術にも活用されていました。日本では関が原の戦いで、石田光成の「鶴翼の陣」に対し、徳川家康は「魔方陣」の陣形です。魔方陣は、守りの陣形としては完璧です。

中国密教は、仏教とチベット密教、更に、中国の思想である易経の影響を受けていたのです。禅にしても、仏教の要素を持ちつつも独自に進化したものです。如何に仏教が独自に発展して行ったかが解ります。

これは、自然科学の発展を見ても容易に想像できます。過去、自然科学は未来予想の道具でしたし哲学でもありました。科学者の一部は、占星術師でもありました。そもそも科学者というのは近代になってからのものであり、宗教者、錬金術師であったりまた、当時の権力と結びつき、片棒を担いでいたりと今のような純粋なアカデミックなものではなかったのです。

仏教も当時の権力と密接に関係していました。不安定な世の中を統治し、人心を掌握する為に、人間の智慧が加わり、発展していたとしても何の不思議もありません。

日本では、空海が中国密教の伝承者として有名です。

曼荼羅は調和であり、陰陽論の大極も調和を表します。中国に密教が入り、空海の師である恵果大阿闍梨が、同じ宇宙論を融合させたとしても不思議なことではありません。

当時の状況を思い浮かべ、密教の師恵果が空海に密教を相伝した経緯を見ると、単なる人物本位で選んだのではなく、(空海に相伝した時間の短さ。技術の伝授や記憶力という判断であれば、数千人の中国人門下生でも十分だったと思われる。)
密教という特殊性は卓越した「意識」の持ち主でなければならなかったのではと思います。

恵果と空海については、私の勝手な想像に過ぎませんが、意識の重要性について、益々興味を持ち始めました。

結局9進法を調べていくと、宇宙を説明するときに利用されていたことが解り、西洋も東洋も原点は、共に影響されていることが解り始めました。

(つづく)





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最終更新日  2008年11月15日 12時58分19秒
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