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12月21日のことでした。
私は「目で聴くテレビ」10周年シンポジウムに参加しました。 記念シンポジウム「放送バリアフリーの明日」は実に勉強になりました。 けれど、障害者にとってメディアといえる日がくるのは まだ程遠い気がするような気がしました。 なぜなら、障害者は常に障害者の視点、健常者は健常者の視点だから。 それぞれがお互いを思いやって両方の立場にたつべきだと思います。 健常者は「障害者」を知らないからこそ、無理もない。 それを障がい者は伝えるべきだと思います。 記念レセプションはそれぞれの知り合いの顔揃いでした。 席の隣は聾者の映画監督、大館監督だった。私たちは友人として 近況報告など、いろんな話を交わしていた。 私はNPO法人MAMIEの代表者として参加させていただきました。 「ゆずり葉」の主役 庄崎さんが、 パフォーマンスを披露して下さいました。 18年前、私は東京で彼の率いる劇団を応援にステージを 見に行ってました。あの頃から彼らはあきらめることなく、 頑張ってきたんだと思うと嬉しいです。 記念レセプションが終わった後は「目で聴くテレビ」の スタッフと庄崎さんと二次会へ。 今後、聴覚障害者にとって明るい未来を約束し、乾杯しました。 こうして彼らの活躍を見守る、共に歩いていくことの喜び、 私はいつの間にしか、自分の中のろう者としての文化を多くの方々に 知って頂きたいと思うようになりました。 6歳までは聾学校に通っていた私。 門の向こうで聾者が使う手話に見とれていたことは覚えている。 けれど、母が私の手を引っ張り、「手話を使っちゃだめよ」 そう、当時は手話はタブーといわれていた。 隠れて手話を使う先輩たち。 手話を使って体罰される先輩たち。 私はその風景が今でもしっかりと記憶に残っています。 健常者と聾者との間に立ってどんなことを感じてきたか。 その答えが今の私の行動に出ているんだと思います。 これからもずっとその答えを追い続けるかもしれません。 年末まであとわずか。あっという間だね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月24日 00時19分34秒
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