ちょっと母を恨んでいた話
高校に入ってできた友人は左利きだった。私も左利きなのだけど、鉛筆とはさみは右。小さいころに矯正された。友人が左手で鉛筆を持っている姿がなんかかっこよかった。本当だったら私も左手で描いているはずだったのに。ちょっと母を恨んでいた。何かの機会にそれを母に言ったら、「は?矯正いうても、あら、ロゼちゃん、おてて反対よって言うただけや。そしたら、さっと持ち替えて普通に書いてたで。」「そうなん?」「幼稚園でもノートの向かって右は右手で、左は左手で書いてるって先生言うてたし、園庭ででっかく左右対称の地上絵みたいな模様を両手で描いて先生びっくりさせとったし。普通に左手でも描けるて。やってみ。」やってみた。描けた。普通に描けた。最初は描きにくい気がしたが、すぐになんともなくなった。「どや?両手いけんで。母に感謝の気持ちが沸いてきたやろ。」「うん。」ということで、両方使えることを自覚してから初めて両手で描いた絵。アナログで描いた絵をスマフォに取り込んで、デジタルで色を塗った。ファイル日付2021年6月7日。オリジナルSkebやってます。リクエスト募集中。人気ブログランキング