ずっと欲しいものリストに入れていた気になる本を週末やっと購入して読みました。
先日、友達に教えていただいた動画(和訳付き)を見ていたら、「マイケルは、親子の絆や愛に関して、本当に大切なことを伝えているなぁ・・」と感銘を受け(ファンの皆さんはもう とっくに感銘を受けてますよね、私、遅っ(^-^;))、「このスピーチ全文、手元に置いておきたいな~」と思って、かな~り遅ればせながら購入ー。 他にも読みモノがいっぱいの本です。冒頭からの数ページに渡るカラー写真も綺麗 「Heal The Kids」のスピーチについて。 これは単にマイケルのファンが興味を持って耳を傾けるだけでなく、世の中の誰もが聞くべきスピーチなんじゃないかしら?と思います。 本を買わなくても、マイケルの云わんとしているメッセージがこちらの動画を視聴して下されば伝わるかと思います。 参照までに。 是非、視聴してみてください。 マイケル・ジャクソン オックスフォード大学スピーチ(和訳)1 マイケル・ジャクソン オックスフォード大学スピーチ(和訳)2 マイケル・ジャクソン オックスフォード大学スピーチ(和訳)3 マイケル・ジャクソン オックスフォード大学スピーチ(和訳)4 See? 今の世の中に特に必用なことが語られているでしょう?最近も子供が犠牲になる事件を多々ニュースで耳にするわけですが、全く持って悲しい現実です…。そんな事件を起こしてしまう大人たちも、子供時代の産物…。 恐らく、何らか心の痛みや愛情の欠如を抱えて大人になったのかもしれませんが、誤った方向へ向かってはならないと切実に思います。 さて、全ての家庭に児童権利法案が取り入れられることを強く願うマイケルが挙げた条項を列挙してみると… 1.The right to be loved, without having to earn it. 愛される権利。 自ら求めずとも。 2.The right to be protected, without having to deserve it. 守られる権利。 どんなことがあっても。 3.The right to feel vvaluable, even if you came into the world with nothing. かけがえのない存在だと感じられる権利。何も持たずにこの世に生を受けようとも。 4.The right to be listened to without having to be interesting. 話を聞いてもらえる権利。大人には面白くない話でも。 5.The right to be read a bedtime story without having to compete with the evening news or EastEnders. 寝る前に読み聞かせをしてもらえる権利。 夕方のニュースや『Eastenders』に時間をとられることなく。(※『Eastenders』 この頃、英国・アイルランドで放送されていたドラマ) 6.The right to an education without having to dodge bullets at schools. 教育を受ける権利。学校で銃弾におびえることなく。 7.The right to be thought of as adorable(even if you have a face that only a mother could love.) 可愛がられる対象となる権利。 (たとえ平凡な外見だとしても。) そして締めくくりにマイケルはこう述べています。 And in concluding he stated: "From this day forward, may a new song be heard, Let that new song be the sound of children laughing. Let that new song be the sound of children playing. Let that new song be the sound of children singing. And let that new song be the sound of parents listening. Together, let us create a symphony of hearts, marvelling at the miracle of our children and basking in the beauty of love. Let us heal the world and blight its pain. And may we all make beautiful music together. God bless you, and I love you." 今日から、新しい歌が聞こえてきますように。その歌を子供たちの笑い声に。その歌を子供たちの遊ぶ声に。その歌を子供たちの歌声にしよう。そして大人たちは耳を傾けよう。子供たちの持つ力に驚き、愛の美しさに浸り、ともに心のシンフォニーを創りだそう。世界を癒し、痛みを取り去ろう。そして、ともに皆で美しいメロディーを奏でられますように。神の恵みがありますように。I love you. (本の中の和訳と同じだと思いますが、対訳はリンク先動画から引用。) マイケルが掲げた条項は、最もな事だと感じました。私は、成人していますが、子供を持つ親にはまだなっていません。 それでも、マイケルの講演を聞いていて、もし自分が将来子供を持つ親になったら、子供との関係はマイケルの理想としているような関係を築けたらいいな(というか、築くべき!)だと思いました。 途中、自分の父親との事を振り返えながら時折、胸いっぱいになり言葉を詰まらせ講演しているマイケルの姿が、音声からですが伺える部分もありました。(頑張って~マイケルと、声を震わせるマイケル、沈黙のマイケルに思わず祈ったアタシです。) マイケルのお父さんは厳しかったようで、マイケルが求めているような愛の表現が不器用で出来ない人のようでしたが、求めている愛の形を示してもらえなかったマイケルは、心に傷を負いながら大人になったのですね。 それでも、お父さんが自分をポニーに乗せてくれた記憶や、こっそりキッチンに好物のドーナツを置いてくれていた小さな記憶が、マイケルの中に残っていて救いになっていた事が伺え、私もそんなマイケルの気持ちは何だかとても分かります。 自分が望む形の愛情を100%受けられなくても、マイケルのように自分が受けた愛(どんな些細な事であっても)に気づき、それに感謝し、相手(マイケルの場合、厳しかった父親)を許すというプロセスを踏むことは、とても大事だと思いました。 感謝の気持ちと許せる寛容さ これを忘れない自分でいたいです。 そして、子供も大人も1人1人の人間が、「自分は愛される対象/かけがえのない存在であると実感できること」も健やかに生きていく上で必要かつ大事なことですね、ほんとに。マイケルのスピーチを聞いて(読んで)いて、初めてこの事に関して考えました。 小さい頃から多くの犠牲を払い、沢山の痛みを味わいながら人生を激走してきたマイケルだからこそできる素晴らしいスピーチだと思いました。 愛されない子供たちに手を差し伸べよう。 大人は子どものことをもっと優先して考えよう。 これはマイケルが友人であるシュムリー・ボテツ師と社会に広めようと設立した「Heal The Kids」のスローガンです。 この本に掲載されているマイケルの講演内容が素晴らしかったので、遅ればせながら取り上げてみました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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