東北地方を旅してきた
11月2日から6日まで、青森県の白神山地を目的地として旅に出ました。2日の夜は一晩中ジムニーで走っていたので1泊には入れず、3泊4日の旅でした。11月2日の夜9時ころ横浜の自宅を出発。東北自動車道の西那須野塩原あたりから一般道で北上しようと思っていたのですが、カーナビに導かれたのはなぜか常磐道。予定よりも長い距離を一般道で北上することになってしまいました。国道121号線が会津に差し掛かるところで夜が明けました。会津から米沢、山形へ抜けました。国道13号線が秋田県に入る手前、山形県金山町付近の旧羽州街道の松並木。11月3日は天気があまりよくありませんでした。でもおかげできれいな虹を見ることができました。秋田県内にて。3日は弘前に宿泊。11月4日は白神山地を見てきました。弘前側の暗門の滝近くの遊歩道を歩きました。白神山地の紅葉は盛りを過ぎて散り始めていました。見事なブナの森なのですが、なんだか見たことがあるような気がする。そういえば、みみずが住んでいる神奈川県の丹沢山地も稜線部分にはブナの原生林がわずかに残っていて高校生のころからたまに見ていたから、同じように感じるんですね。規模は全然違いますけど。捨てたものじゃないぞ、丹沢。白神山地の北側を東西に横切る白神ライン。「走行注意‼この先42キロは砂利道です。」とあります。望むところ。でも、よく整備されたフラットなダートなので普通の車でも余裕で走れます。林業が盛んで丸太を満載したトラックが走っていたり、軽ワゴンなどで遊びに来ている人たちが何人もいました。中央右側の山が白神岳。さすがに42キロのダートは長かった。3時ころになってようやく日本海側の十二湖に到着しました。十二湖で一番人気の青池。一番奥まった、すり鉢状の地形にあるんですね。あんまり期待しちゃうとがっかりするかも。みんな一目見てすぐ引き返していましたもん。みみずとしては青池の手前の鶏頭場の池の方が好きだな。4日の観光はここでおしまい。日本海沿いを北上して回り弘前に戻りました。11月5日は仙台まで移動。その途中で八幡平に寄りました。なんと、アスピーテラインは冬季閉鎖中。御在所の先でゲートが閉まっていました。仕方がないので御在所のすぐそばの五色沼を散策。晩秋です。五色沼の下には松尾鉱山の跡。戦前戦後にかけて硫黄などが取れる大規模な鉱山があり、アパートや学校、病院も備えたちょっとした都市が存在したそうです。草原の向こうに昔のアパートらしき廃墟。岩手山?形の良い山です。平泉にも寄り道しました。ここは毛越寺(もうつうじ)。中尊寺は以前に見たことがあるので今回はパス。おお、奥州にこんな見事な庭園があるとは。京都のお寺の庭園を彷彿とさせます。もうちょっと天気が良くて、明るい時間だったらもっときれいに写真が撮れたのにな。本当に見事な紅葉でした。紅葉ってこんなに赤いのかと思うほど。ここで日没を迎え、この日は仙台のホテルで宿泊。旅の最終日、11月6日は白川までは一般道で移動。ここは白石城。伊達政宗公の右腕だった片倉小十郎が入っていたお城です。名将には必ず良い部下がいるもの。二本松市にある合戦場のしだれ桜。小高い丘の上にあるのですが、大きいので遠くからもよく見えます。実は二本の木が並んでいるもので、大昔はその間に丘の上にある神社への参道が通っていたようです。周囲にも桜の木がたくさんあるので、春はさぞきれいだろうと思います。三春の滝桜。天然記念物であり、日本三大桜の一つだそうです。三春は伊達政宗公の正室愛姫(めごひめ)の故郷。急がないと、日が暮れる。最後に見たのは白河の関の跡。古来からここが東北地方の入り口でした。平安時代の関所の跡がこの丘の上にあり、空堀が残っています。江戸時代の関所は丘をおりたところに。白河の関で日没を迎えました。ここからは関東。白河インターから東北自動車道に乗り、横浜の自宅に帰りました。 総走行距離約1,800キロメートル。その半分ほどは一般道。疲れたけど楽しかった。