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夢先生の玉手箱-annex

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カテゴリ:中学生
私の教室は、中学生、高校生の為に個別レッスンも行っている。
もともとは、部活でグループレッスンに間に合わない生徒や
編入レベルに満たない生徒の補習の為に設けたのだが
私の教室に通う生徒の英語が苦手な上の子や
生徒の友人の英語に躓いてしまった中学生を
受け入れる受け皿ともなっている。

他教科の点数は平均点以上にもかかわらず英語の点数は20点以下、
よく見ると小文字が正しく書けていない中学3年生や
heやsheが代名詞だと理解していない中学2年生、
中1で学習するbe動詞と一般動詞の使い分けで躓き、
英語はわからないと投げてしまったケースは数え切れない。
ようやく土曜日に英語の補習を行う公立中学校も多くなってきたが、
ここ数年の早期英語教育ブームで、
幼児から英語学習を始め中1で英検2級を持っている子どもと
アルファベットと身の回りの単語くらいは知っています、という子どもが、
同じクラスで学習している状況。
公立中学で教鞭を取っている友人に
「あなたのような人がいるから、私たち教師は苦労するのよ」と
話す度に非難されても、大変さが想像できるだけに、
ごもっとも、と頷くしかない。
あれほど中学の先生方の反対が強かったのにもかかわらず
小学校で英語が必修化が決まった背景には、
彼女のような中学校で英語を指導する先生の声が多く上がり
穿った見方かもしれないが、格差対策の一面もあるのではないかと思っている。

英語を教科として考ると、実にやっかいな教科だ。
暗記と運用、両方の力が必要なばかりではなく
1年生でbe動詞と一般動詞の使い分けに躓くと、
その後の文法事項は、知識として覚えられても運用することはできない。
いわゆる積み重ねの構造になっている。
そして、中学で英語の成績がよかったのに、
高校で英語に落ちこぼれた、という話しをよく聞くが、
中学時代に単語を含めて教科書を丸暗記するような
暗記主体の学習しかしてこなければ、
運用主体の高校の英語の授業にはついていけない。
逆に英作文や書き換えなど、運用力に重点をおいた学習をしていれば、
高校で学習する文法事項の80%が、中学で学習した内容の延長線上にあるので、
ほとんど苦労することはない。
今年のセンター試験の問題を見てもわかるように、
知識を問う問題から運用力を問う問題へと出題傾向が変わりつつある。
中学生時代にどのよう学習をするかが、非常に大切だということだ。

英語に躓いているお子さんをお持ちの方はもちろん
他の教科はいいのに英語の成績が悪く
英語が苦手だと悩んでいるお子さんをお持ちのお母さんは特に、
なるべく早くお子さんを連れて高校生も通っている英語教室の門を叩き、
日本人講師に個別レッスンをお願いすべきだ。
英語教室の講師であれば、自身が英文法を運用レベルで身につけているので、
どのように指導すれば、運用力をつけられるかを知っている。
そしてどこで躓いているのか、何が原因で難易度の高い問題ができないのかを判断し
躓きの原因まで戻り、1から理解させて指導していくには、
個別でなければ対応できない。
なぜなら、躓いている箇所は同じでも、
理解力やすでに持っている英語力に個人差があるからだ。

今年大学を卒業して社会人になったYちゃんも
中学1年生の時に英語に躓き、テストで40点以上を取ったことがなかった。
お母さんがいくら塾に行きなさいと言っても
病院に行くように怖くて行くことができず、
そうこうしているうちに2年生の夏休みも終わってしまった。
ところがある日、私の教室の前を通り
楽しそうに英語を学んでいる幼児や小学生を窓越しに見て
「あんな小さい子でも、楽しそうに勉強しているのだから、
 私にもできるかもしれない」
と、お母さんに私の教室に入れるかどうか尋ねてくれと頼んだという。
レベルチェックの結果、
彼女もbe動詞、一般動詞の使い分けで躓いていたことが判明。
週1回の個別レッスンの他に、
中1の文法事項を学習している5年生、6年生クラスに
オブザーブ参加(後ろに座って授業を聴講する)をさせた。
それから1年、彼女は、得意科目を記入する欄に英語、
と自信を持って書けるまでになった。

小学生から持ち上がりの生徒しか教えていないと思い込んでいないで、
近くにある英語教室を訪ねて、相談してみることを勧める。
小さいころから指導して、英語を習得させていくのも楽しいが、
できなくなってしまった子どもをできるようにしていくのも
私たち英語を指導している者の楽しみでもある。
きっと力を貸してくれる先生が、回りにいるはずだ。






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最終更新日  2008年04月21日 09時06分50秒



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