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カテゴリ:読書・映画・ドラマ鑑賞
「鬼道の女王卑弥呼」〈上・下〉 黒岩重吾著
卑弥呼の祖父の時代から描いた小説。 この本の中では卑弥呼の祖父・父も長(おさ)だ。 中国から渡ってきた、となっている。 日本に争いが絶えず、中国に渡る。 元々いた土地だから、全くの未知の土地ではない。 しかし中国も戦争が絶えず、また日本へ。 今の時代から見ると、難しいことのようだが、 ある程度の大きさの船があって、天気さえ見れれば、 中国・朝鮮半島・日本としょっちゅう行ったり来たりしていたのかもしれない。 平和な土地を求めて、争いに負けて逃亡し、あるいは、商売のために、 情報のために、出世にために、宗教のために・・・ きっと今の私たちが考える以上に交流があったのだ。 国境はあったから、関所や門なんかもあったのだろう。 川なり山なりの自然の関所はいっぱいあっただろうけど、 まだまだ自由だったかもしれない。 朝鮮半島は衛氏朝鮮(北朝鮮)、高句麗、三韓時代。 中国は後漢の時代。 日本は未開地で、中国、朝鮮半島との文明の差が大きい。 ちなみにこの本の中でも耶馬台国は九州となっている。 耶馬台(やまたい)は中国語の当て字で、それが やまと→大和となって奈良の方へ行ったらしいが、 日本の史実的には空白の時である。 「逆説の日本史・1参照」 http://plaza.rakuten.co.jp/minabook/diary/200408170000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.01.22 10:48:28
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