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カテゴリ:翻訳・通訳の仕事
翻訳の仕事をしていて、大変なクライアントがいる。
どういうタイプかというと、中途半端に日本語ができる韓国人だ。 日本語ができるなら自分で翻訳すればいいのに、と思う。 プロに任せるなら、任せてほしいが、そうはいかないらしくていろいろとイチャモンがつくので大変なのだ。 先週は「貴社」を「御社」にしてないとかで怒って帰ったらしい。 ※絶対ではないけれど、主に「貴社」は書き言葉、「御社」は話し言葉で使います。 この人の依頼は、日本の企業に出す履歴書だったのだが、父親の自慢(○○病院の医者)などの家族の自慢。そして、韓国人特有の性格の書き方-「私は明るい性格で、人と会うのが好きです」(協調性があると言いたいらしい) そして、今日・・・。 「既に」を「すでに」とか、「共に」を「ともに」とか理由のわからない修正が入った。 ( )も半角に、おまけに「 」も半角にしろというのもあった。 ( )は半角にできるが、「 」は半角にできない。 句読点の点(、)の使い方も修正が入ったが、私から見ると変なところに入っていた。 「表れた」も「表われた」と「わ」を入れろ。 あと、常用漢字にない漢字を手書きしてきたので、結局、それは消してくれ、ということになった。 「没後」も王様なので「歿後」にしろ、ってことだった。しかし、「歿」は常用漢字ではないので、腹も立って「そんな漢字は使わない、ない!」とまで言い切ってしまった。 後で検索したら、結構使われていたが(^^;)地位の高い人にしか使わないってものでもなかった。 こういうクレームを収拾できる事務所ならいいのだが、日本人がいない場合、翻訳者にクレームがそのまま戻って来る。 2時までに、ということだったが、結局4時までかかった。TT お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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