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カテゴリ:読書・映画・ドラマ鑑賞
『黒武御神火御殿』宮部みゆき著
「くろたけ・ごじんか・ごてん」って読むらしい。 この1冊に4つのお話が入っている。 シリーズ物の6巻目。 袋物を売る三島屋さんの黒白の間で百物語を聞くおちか。 おちかがお嫁に行って、おちかのいとこで、この店の次男の富次郎が話しを聞くことになった。 百物語なので、1巻に4つくらい話しが入ってるとして・・・25巻くらいまでこのシリーズ続くのかしら?? この本の中に「姑の墓」っていうお話があって・・・ 姑が嫁に対して急に狂って殺しちゃうっていう話しなんだけど・・・ 姑って嫁に対して、怒り?ヒステリックな感情?が急に湧き上がってしまうものなのかな、そんなものなかな?と考えさせられた。 夏に機内で見た『キム・ジヨン」の姑みたくなりたくないし、実の娘と態度が違うのも耐えられない。 私自身も姑の言葉で嫌な気分になったことは数え切れず。 でも、実の母親の態度や言葉にもムカつくことも多かったから、姑ってひとくくりにしたらいけないのかなとも思ったり。 とにかく、次世代に残したくない感情だ。 もし、この感情が本能的なものだとしたら、私も将来、お嫁さんとは外で会うのを原則にしようと思ってる。 上沼恵美子さん風にホテルで会食して別れたい。 この「姑の墓」の話しの中で、お花見に行くんだけど、 p.108に「ふだんはお団子かじれった結びにしている髪も、桃割れに結ってもらって」っていう文があって、 「かじれった」??って読んでしまった。 「桃割れ」はわかる。 七五三で桃割れにするよね。 「かじれった」じゃなくて、「じれった結び」だった。 コトバンク「じれった結び」によると 江戸末期から、庶民の女性の間で結われた髪型の一つ。洗髪後などに結った無造作な櫛巻風の結い方。〔随筆・守貞漫稿(1837‐53)〕 ああ・・・なるほど。 でも「じれった」って外国語っぽい。 最後のお話の「黒武御神火御殿」はキリシタンの話しなんだけど、ここでもわからない単語がちらほら。 「あわはしとめち」って何?半纏に書いてあるのはオラショの言葉らしいんだけど・・・。 「オラショ」は聞いたことがあるけど、「あわはしとめち」って順番を入れ替える「アナグラム」ってやつ? ちなみにアナグラムは小2か小3の国語の教科書に載ってるし、『ダビンチ・コード』がアナグラムで謎を解いていた。(映画の方を見たい!) あ、とにかく、「あわはしとめち」って何か教えてほしい! あと、この屋敷には6人(なんか悪いことをした過去があるらしい)が閉じ込められるんだけど、なんで6人? 『シックス・センス』っていう映画もあったけど、キリスト教って7つの罪っていうのにね。 それから、「札差」ってなんて読むの?「ふださし」コトバンクより それから、それから、この「御殿」のお屋敷には「落とし戸」があるそうなんだけど、落とし戸が落ちて廊下につながるっていう構造が理解できなかった。 うちの屋根裏部屋(私の寝室)の戸も落とし戸になってるけど、はしごみたいな階段がついてるし・・・。 車庫のシャッター方式? シャッターは上に上がるものだけどね。この本の「落とし戸」は下に落ちるらしい。 このシリーズって和菓子がやたらと出てくるんだけど、葛きりみたいなものはないとしても・・・ 大福!食べたい。太極堂の大福餅~。 もうちょっと暖かくなったらお出かけして買いに寄ろうかなと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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