どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません。山猫みーな軒

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• 中秋の名月

  今日は陰暦のは8月15日、中秋の名月。満月だ。オオカミ男じゃないけれど、満月がわかる陰暦って趣がある。中国でも中秋節といって月餅を食べる。月だから「月餅」って単純だけど、理にかなっている。なんで、日本は団子かというと、どうやら形から来ているらしい。（陰陽にでも理由があると誇らしい気もするが、ガクっとくる・・）しつこいようだが、韓国では秋夕といって先祖の墓参りをし、祭祀という法事をする国民的な休みだ。里芋のスープと、松餅という松の葉と一緒に蒸した餅を食べる。里芋は慶尚道にいた時はほとんど食べたことがなかった。知り合いの日本人が「葉は食べるけど、イモは見ないよね。」と言っていた。私は農業オンチなので、里芋の葉もわからなかったが、やはり首都圏に引っ越してきたら、里芋をみるようになった。半分はスープにして、半分は筑前煮でも作ろう！＾＾

  2004.09.28

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• 秋夕の思い出・・ラジオ出演

  韓国では連休中だ。韓国でこの日記を書いている人はほとんど日記をお休みしていると思う。ＰＣの前どころか、自宅にもいられない状況だろう。ここに日記が書けるというだけで、すごく優越感を感じる。という私も韓国では嫁の立場なので、この期間は良いことばかりではもちろんない・・。でも、そんなことはおいておこう。数年前、この旧盆（秋夕）の時にラジオのインタビューを受けたことがある。「ふるさとを思い出しませんか？帰りたくないですか？」とかいうテーマだった。初めは「録音機を持ってお伺いします」ということだったが、「韓国語がお上手なので、電話で自由にしゃべってください。そしてリクエスト曲をお願いします。」ということになった。ホントは秋夕という韓国の行事に合わせて日本を思い出すことなんてない。「韓国にいる外国人よりも、外国にいる韓国人にインタービューした方がいいんじゃないんですか？！」と一応言ってはみた。何をしゃべったかは、あまり記憶に残ってない。最後に別に熱烈に好きな歌手も曲もなかったが、「オム・ジョンファさんの曲」といってリクエストをした記憶がある。自分で聞けなかったのが残念だ。

  2004.09.27

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• ウォンビンの韓国でのＣＭ

  先日のヨン様のＣＭに続いてもう一つ。LGテレコム（携帯）だ。これは動画はない。でも、店の前に大きな全身写真の看板があるので、韓国に来たらすぐ目につくだろう。今日はウォンビン。ウォンビンの韓国の携帯電話のＣＭ。　動画が見れる。絵の下に３つクリックできるところがある。ビハインド・ストーリー、ダウンロ－ド、見るなので、一番左の「見る」をクリックしよう。イメージに近いので、今回は通訳なし。

  2004.09.26

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• 「韓国言語風景」　渡辺キルヨン著-その２

  「韓国言語風景」渡辺キルヨン著　きのうに続いてその２本書よりことわざクイズ～！（原文がないのが残念！）１）餅を見つけたついでに「祭祀」を行う２）「祭祀」の日、長男の嫁が病気で寝込む３）他人の「祭祀」に柿を供えなさい、梨を供えなさいという４）祖先よりあずき粥に気がある５）うまくいかないと祖先のせい６）他人の「祭祀」におじぎする７）食べるものがない「祭祀」におじぎばかりする８）背負子を背負って「祭祀」を行っても勝手だ９）醜い嫁は「祭祀」の日に病気になる意味１）ついでに仕事を片付けててしまう２）大切な時にあいにくなことが生じて役に立たない３）余計な干渉をする４）やるべき仕事に誠意がなく欲ばかりだすこと５）自分の失敗の原因を他の人や状況のせいにするたとえである６）他人のことに余計な干渉をする７）利益を得ず苦労ばかりする８）奇怪なことをしても自分が好んでやることだから人がとやかくいうことはない９）きらいな物がさらにいやなことをする※　本書では「祖先」となってますが、「先祖」だと思います。辞書を引くとほぼ同じ意味なような感じもしますが、祖先・・・一族・一家の初代にあたる人。また、初代以来、先代までの人々（goo国語辞書参照）の意味ではなく、血のつながった「ご先祖様」で、「祖先」は韓国語の直訳。とにかく、まだまだ、これ以外にも「祭祀」がつくことわざはたくさんある。それほど、韓国人にとって好もうが好まざろうが、祭祀は生活と密着しているといえる。それに加えて「嫁」の出てくることわざも多い。「祭祀」の準備は嫁と姑とやるもの。それだけに接点が多いし、葛藤も多い。韓国のお嫁さんはこういう面でホントに苦労している。姑や小姑を始めとする夫の親戚、夫の仕事関係の接待・・。後には「モムサル」というれっきとした病名のついた疲労で寝込むのだ。薬局に行けば「モムサル薬」もある。日本では23日は秋分の日だったが、「墓参り」とか「先祖」っていう言葉が出てくることわざってぱっと浮かばない。「嫁と姑」の出てくることわざもぱっと浮かばない。「秋なすは嫁に食わすな」くらいかな？？がんばれ、嫁よ！秋夕の間耐えるのだ・・。

  2004.09.25

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• 「韓国言語風景」　渡辺キルヨン著-その１

  「韓国言語風景」渡辺キルヨン著 　岩波新書（赤本） 私がNHKの韓国語を勉強し始めた90年頃（？！）、渡辺キルヨン先生が初級を担当していた。韓国で奇数が好まれるのは陰陽から来ているそうだ。もちろん、日本も奇数を好む民族。3月3日、5月5日、7月7日などの節句、万歳三唱、4（死）を嫌うことは共通。その他、日本では七五三がある。陰陽で「東・西・南・北」を色で表すと「青・白・赤・黒」となり、動物で表すと「龍・虎・朱雀・亀（玄武）」だ。高松塚古墳には東西南北にこの動物の絵がかかれている。「青と龍」、「白と虎」などは現在でもよく使われる組み合わせだし、京都の平城京の南に朱雀門があるのも有名だ。韓国でも運動会シーズンだが、なぜ、青と白チームなのかといえば、龍（青）と虎（白）という、とっても理論的な理由だ。じゃあ、日本の紅白って？？東西でもなく、南北でもなく・・？？ただ、紅白の幕がかかっていると「よいことがあるのかな？」「バーゲンセールかな？」とウキウキしてしまうのは、日本人として染みついてしまっているらしいことは確かだけど・・。明日から秋夕の連休だが、祭祀のお膳もこの五行に基づいて準備されていると思うと恭しく思えてくるし、韓服の五色の袖もとっても由緒ありげに思えてくる。注意：青・白・赤・黒では一色足りないと思われた方へもう一つは黄色で中央を表します。ちなみに今年は9月28日が旧暦の8月15日で、横浜の中華街でもなにかイベントがあると思います。また、陰暦の15日なのでその日は満月です。

  2004.09.24

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• 韓国でのヨン様のＣＭ

  最近、日本にとられたかのような感じで、すっかり韓国のＴＶではヨン様の露出度が低くなった。（もっともＴＶをあまり見ることがない私なので、あまりつっこまないでほしい。）地下鉄で配る無料新聞では「日本で大人気！」「ヨン様離婚！」みたいな感じの記事は目にしていたけれど・・。きっと出演料もあがったのでしょう。私のヨン様のイメージといえば、「コーヒー」だ。http://www.tasterschoice.co.kra>※今、現在、動画はなくなってしまったようだけど、「恋人一緒にテイスターズ・チョイス」クリックすると、「ヨン様にラブレターを書こう！」というのがある。もしかしたら、ヨン様が読んでくれるかも？！韓国語がわからない方は、無料のウエブ翻訳機でどうぞ。ただ、テキスト部分が少ないからか、翻訳されない部分の方が多かったけど。－－－－－－ちょっと前の動画の内容－－－－－「イベント」ってところの図書館で本を持っているヨン様をクリックするとＣＭの動画も見れる。もちろん、ヨン様の声も聞ける。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ヨン様：「どれくらい歳月がたったら、先生のように香高くなれるのでしょうか？コーヒー一杯飲みたい人がいます。」ナレーション：テイスターズ・チョイス・プレゼントセットヨン様：「一箱でゆ～っくりと気持ちを伝えましょう」＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊数年前、このコーヒーのおまけでヨン様の写真のついたコーヒーカップがあったっけ。（形が気に入らず購入せず・・今ならプレミアムものだったかも？！）あと、ＬＧテレコムにもヨン様が出ている。http://www.lgtelecom.com/main.html

  2004.09.23

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• 「ちびまるこちゃん」さくらももこ著

  「ちびまるこちゃん」さくらももこ著まだ、私が日本で大学生活を送っていたバブルの時代に放送化された。家庭教師をしていた子が持っていた「りぼん」でも見たっけ。著者と大体同じ世代なので（私の方がちょっと年下）ちびまるこちゃんの好きな歌手とか、遊んでるおもちゃなどが子供時代の思い出へバックしていくのが楽しかった。エッセイも気軽に読めて旅に持って行くには良いかも。いやみがないのが好きな点。私の本棚には「ちびまるこちゃんの漢字辞典」（小学校１，２年生用／上下）もある。漫画としてもおもしろく、漢字も勉強できる。子供より私が読んでいる。韓国でもやっと（？）ちびまるこちゃんが放映される。題名は「まるこは9才」10月から放送される。予告で「私、まるこ。小学校3年生の9才！」って自己紹介してる。（もちろん韓国語）でも、韓国では数え年だから、9才っていうと2年生だ。早速、娘がつっこみを入れていたが、まるちゃんも娘と同じ早生まれってことで強引に解決させた。まだ、満7才（早生まれ）の小学校2年生の娘は韓国では9才ってことで友達と合わせているが、友達は皆ネズミ年なのに娘が「うし年！」って言って、話が合わなかったとか・・。そこまで気が回らなかった。＾＾ちびまるこちゃん、なんで10才って翻訳しなかったのかな？！やっぱり、どうしても翻訳に気がいくのであった・・。

  2004.09.22

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• 通訳と翻訳の違い

  通訳と翻訳の違いについていろいろな本を読んで、自分なりにわかっていたつもりだった。通訳は口と耳、翻訳は目（文章）を使う。通訳は翻訳ほど時間がかけられない。すぐに訳さなければならないが、「証拠」として残ることはない。などなど・・。翻訳は見えるようで見えないということがよーくわかった。つまり、マニュアルにしても「字」しか頼りになる情報がないのだ。絵つきの説明なんてものはごくまれだ。イメージとかその会社のHPがあれば、できるだけ参考にと思って探す。でも、ウェブ検索の仕方が悪ければ、あるいは翻訳者の頭が悪ければ、＾＾；見つけられないことだってあるし、思いこみもある。知らないこともあるし、失敗もするのだ。やっぱり。実は、今、翻訳をミスしたことに気が付いて、ここで現実逃避している・・。通訳は口と耳しか頼るものがないといっても、時空を一緒にしているのだから、見えるといえば見えるのだ。一緒に見ているのだから「これ！」「それ！」って訳しても全く構わないことになる。昔すぎて今更、直すに直せない、このモヤモヤをどうしたらいいんだろう。次回、間違えないようにするしかないのかな・・。何を間違えたが恥を忍んで公開しよう。「○○탑상」っていう言葉を「○○トップ賞」と訳したら、「○○塔賞」だったのだ。ＴＴ英語のトップは톱と書くけれど、表記のゆれがかなりあって、両方使われる。（同じ一枚の中で両方使われている場合もある）意味から考えて、そう訳したのだが、後から正しい言葉が判明。原文の間違いを一生懸命フォローして翻訳しても誰も認めてくれないなんていうのも、ちょっと寂しい孤独な作業である。ホントは、証拠隠滅したい私であった・・。

  2004.09.21

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• 日本語環境のない依頼

  先日、翻訳した会社から日本語が文字化けすると言ってきた。どうやら日本語が読めないPC環境らしい。メールに直接書いて送る、ファックスで送るなど、他の手もあるが、どうやら、HPに掲載させたい模様で、ファイルで日本語が読み込めないと話にならないらしい。「XPじゃないなら、日本語IMEをインストールするよう」とに伝えてもらった。（こういう会社に限って「急ぎ！」っていうんだよねえ～。）日本から、買いたいって問い合わせが来たらどう対処するつもりなんだろうか。220vしか使えませんっていう電気製品のマニュアルもいくつも翻訳した。問い合わせの電話番号も書いてあるけど、フリーダイアルだったりする。それに、韓国って製品説明書に値段をかかない。市場でも「これ、いくら？」って聞かないといけないし、スーパーでも、値段シールが貼ってある店は100％ではない。フリーランサーは翻訳事務所を通すからクライアントと直接話す機会はあまりないが、どんなにアドバイスしても、絶対聞かないし、直さない。仕方ないので、ジェトロのソウル事務所を紹介しておいたこともあったっけ・・。売れたら私にもマージンくれると言っていたが、すでにあきらめた。アメリカン・ドリームならぬジャパン・ドリームの一攫千金は遠いぞ！がんばれ！韓国！

  2004.09.20

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• たまにはアウトドア

  先日、ルーフテント会社の翻訳をした。韓国語ではカーテントとかいうらしい。この会社の製品は「カーペンション」だ。こんな危なっかしいテントの張り方もあるのか～。と感心するやら、寝てみたいやら・・。そういえば、日本ではたたんだ形で車の屋根に乗ってるのをみたことがあったかも・・。韓国ではスキー板を乗せるやつをつけてる車もあまりみない。韓国でも夏にはキャンプ用品が店頭に並ぶ。泊まるためでなくても、河原でテントをはっている人はよく見る。釣りをしたり、川で遊んだり、着替えたり、ブタ肉を焼いたり・・。私自身はといえば、元々アウトドアは苦手なこともあるし、日本のように設備は整ってないこともあって、すっごく躊躇する。特にトイレとかは最悪・・。でも、キャンピングカーなんかには昔から興味があった。アメリカ大陸横断なんてステキ～と思っていたけど、アメリカのアウトドアなんてもっと野性的なのかも。（？！）初心者には秋の日帰りアウトドアくらいからスタートするのが良いかもしれない。

  2004.09.19

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• こちら、今日は雨です。

  こちら韓国では雨です。夜、雨がジャーっと降ってその音で目が覚める程。でも、朝にはカラッと晴れているというのが最近のお天気。女心と秋の空とはよく言ったもの・・。泣いたカラスがもう笑った、だ。韓国では泣いてすぐ笑うとブタのしっぽが生える。今日の運動会はできそうもないなあ、と思っていたら、電話が来た。「やります！」韓国にはめずらしく体育館がある小学校を借りていたのだ。どんなことをするのかはまだわからないけど、行くつもり。たとえ、仕事があっても・・。（休日という休日が取れないところがフリーランサーの短所）お義母さんには30分早い時間を伝えておいた。遅刻魔なのでそれでちょうど良いのだ。（くくく・・）きっと明日は筋肉痛に悩まされるだろうなあ。

  2004.09.18

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• 来るときは怒濤のように・・・

  フリーランサーがどんなイメージかはわからないが、定期的ではないことだけは言える。時間もお金も。今日は納める翻訳が３箇所にあった。ダブル・ブッキングどころではない。（実はもう一件あって、断った・・）他の翻訳家仲間はよく「徹夜～」と言っているけれど、私には到底できない。頭もキーボードを打つ指も動かなくなるからだ。私は埼玉生まれだけど、江戸っ子のように「し」と「ひ」の区別があまりできない。漢字変換できなくて間違っていることを知るのだ・・・。疲れていると全くダメ。さらに疲れると韓国語の発音で日本語をタイプしている。一応、3箇所には納めたけど、時間に追われて余裕がなくてあせってやるのはあまり好きじゃない。（誰でもそうだよね！）だって、だって、朝も昼も食べてない。きのうから買い物も行ってないので食べるものがないのだ・・。ヨーグルトとコーヒーくらいはお腹に入れたから絶食ではないけれど・・。ヨーグルトは自家製だ。夜はさすがに何か作らないといけない。超売れっ子になったら、お手伝いさんを雇う（支払いは夫の給料から出す！）のが私の夢である。

  2004.09.17

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• 「朝鮮王朝最後の皇太子妃」本田節子著

  「朝鮮王朝最後の皇太子妃」本田節子著晩年をソウルの昌徳宮の楽善斉で暮らした李方子妃殿下。敦化門は方子さまが出入りしていた門。 旧姓梨本宮方子、昭和天皇のお后候補でもあったが、朝鮮の李・ウン皇太子と結婚。日本人によって殺害されたロシア派のミン妃は姑（シオモニ）だ。李・ウン殿下は伊藤博文によって日本に連れて来られ、留学という名の人質であった。長男を連れてソウルに帰った時、子供は毒殺されてしまう。いかにこの結婚が困難の中にあったか、政略結婚であったかが察せられる・・。戦後日本で暮らしたこともあったようだが、晩年は韓国で暮らす。1989年に昌徳宮の楽善斉で死去したというから、つい最近といえば最近だ。当時の竹下首相が弔問として来たようだ。もう少し時代が違ったら・・もっと幸せだったかもしれない、なんて言葉は陳腐すぎるかも。・・。景福宮の方が光化門からの大通りもあって有名だが、歴史を知って、昌徳宮も訪れてみる価値は十分だ。

  2004.09.16

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  「シュレック２」

  「シュレック２」（本ではなく、DVDだけど・・・）日本語吹き替え版。日本では７月４日が公開(字幕）だったらしいから、もしかしてすっごく新しいのでは？？（価値がわかっていない、私・・）「シュレック」は知ってはいた。「緑のやつ」として・・。昔ながらのおとぎ話の主人公が脇役として出てくるファンタジー＋コメディって感じ。一言で、おもしろい！まず、シュレックが大阪弁なのが、おもしろかった。（よく聞いたら、声が浜ちゃんなのね～！←彼は知っている。）風景は本物？！って思うくらい、影もちゃんとあって、美しい。翻訳とか通訳をしていると、やっぱり、言葉の方に興味が自然といってしまう。なぜ、日本語では大阪弁にしたのかな？！とか。実際、ぴったり！＾＾（英語版は見てないけど・・）黒人の奴隷（メイド）が出てくる物語では、黒人は東北弁を使っている。言葉のイメージっておもしろい。大阪弁はコメディアンとか、やくざっていうイメージがあるし、東北弁はやっぱり田舎者っていうのを表現する時にはぴったりだし、京都なら、女将って感じかな？プライドの高い、きどった感じがでる。韓国語の方言も慶尚道はやくざとかつっこみで、忠清道はぼけ、全羅道は田舎者って感じがでるし・・。今の韓国のノ大統領は、慶尚道の方言を使うけど、とっても品がよく聞こえる。候補者の時から強さの中にある品の良さが好きだった。慶尚道にいた時は強い語調が嫌いだったけど、今、離れて、電話などで方言を聞く機会があると、妙にノスタルジーを感じるのであった。

  2004.09.15

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• 漢方入り女性用○○○

  ある日、ヨイド駅から地上にあがるとティッシュみたいのを配っていた。（韓国のポケットティッシュは２つ折りになっている）どうやら女性にだけ配っているらしい。ぱっとみたら、ティッシュではなく女性用のものだったので、すばやく通訳用のノートや筆記道具などをよけて、かばんの隅につっこんで通訳先に急いだ。それから、しばらく忘れていて、今日思い出したのだが、これ、なんと韓国初の漢方入りである。（世界初ではないのかな？！）よもぎ、益母草（日本語名：メハジギ・シソ科）、三百草、ハッカ、当帰、どれもよくわかんないけど、血行に良いとか女性の体に良さそうだ。漢方の臭いもするし・・。ハンジュンマクやサウナなどで椅子に座ってヨモギの煙を当てるのは有名だから、なにかの効果がありそう。ちなみにこの製品名「礼知美人（エーチミイン）」という。http://www.purelyn.co.kr緑茶添加もあった！最近、韓国では食分コーナーに行くと、緑茶牛乳、緑茶菓子などの「緑色」の商品を目にする。

  2004.09.14

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• 「慶州ナザレ園」上坂冬子著

  「慶州ナザレ園-忘れられた日本人妻たち」上坂冬子著韓国の慶州にナザレ園という身寄りのない日本人女性の寮がある。日帝時代に韓国人と結婚した日本人女性だ。なぜ身寄りがないか、なぜ日本に帰らないのか、という素朴な疑問もわく。韓国人との結婚を親に反対されて日本を出てきて、本人も年をとってみると、日本にはすでに頼る人もいなかったという場合、韓国に来てみたら本妻がいた場合、などなど、個人の事情はさまざまだ。「日本人妻」の定義は今イチはっきりしていないが、普通は、1959年当時、北（朝鮮）に帰って来てください！船で迎えに行きます！という大宣伝があり（帰国事業）その時に北出身の夫と共に船に乗ってしまった日本人女性が日本人妻だというのだと思う。（数年前、数名づつ日本に一時帰国したのがニュースになった。）2年くらい前、日本の某市と姉妹都市交流があって、数名の在韓の日本人の女性と一緒に通訳などのボランティアをした。その時の資料に「ボランティア：日本人妻」と記載されていたのが、今だに忘れられない・・。

  2004.09.13

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  韓国の秋から冬に向けて・・・

  韓国の秋は短いような気がする。夏の暑さが通り過ぎ、クーラーにカバーをかけるようになって電気代がやっと通常に戻る。しかし、それも束の間、すぐにオンドルをつけるようになる。オンドルは今の普通の家庭では、ガス暖房なので、ガス代が跳ね上げる。ちょっと古い建物だと、オイルのボイラーを使用している家庭もあるが、ガソリンスタンドなどからタンク車を呼んで、一度に缶に入れるので、現金がないときに油が切れると凍え死にするはめになる。きのう、今日と台風のため天気が悪いが、電気代もガス代も節約できる一番快適な季節なのだ。韓国の運動会もこの時期だし、遠足など、様々な野外行事が企画される。冬を迎えてキムジャン（キムチ漬け）に入る前、今、まさに唐辛子の収穫がある。その唐辛子を裂いて干す。 （屋上のシートに広げられた唐辛子。洗濯物が干せないじゃないの！ってくらい辛い臭いが充満している）それから、これからは魚の塩漬けが旬になり、白菜が旬になりキムジャンとなる。四季の流れをうまく利用した食品なのだと、普段、農業には縁遠い私にも実感できる。

  2004.09.12

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• 翻訳の締め切り

  私はフリーランサーとして数カ所の事務所から翻訳の仕事（韓国語→日本語）を請け負っている。翻訳というのは締め切りがある。その「締め切り」、誰が決めるのか、いつもぎりぎり。まったくできない時間を言われたら「できません！無理です！（あほちゃうん！←心の中）」と、いうところだが、ゆとりがないくらいにちょうどいいのだ。「でき次第送って」という場合もあるが、それもちょうどよく「できた？」とメッセンジャーで話しかけられる。「ひえ～！見えるの？！」と思う。「あ、もう一度見直してから・・５分待ってください」とお願いしてメッセンジャーで納品。メールに添付ファイルで送ることもあるけど、届いたか、見たか不安なので、韓国のメール（エンパス、ネイバーなど）を使うと相手が何時にメールを見たか受信確認ができる。翻訳家にとって締め切りって絶対厳守だ。信用にかかわり、仕事にかかわり、死活問題になる。時にはわからない言葉、迷う言葉を相談したい時もある。メッセンジャーで納品後に「やっぱり、さっきの○○ってところ、△△に直した方がよくないですか？」って言っても、「え？！もうクライアントに渡したよ」「・・・」しか～し！翻訳事務所では「え？！まだ、ここにあったの？！」って場合もある。そして「この言葉なんだけどねえ～」「え？！何それ。私が翻訳したの？！」ってことも。次から次へと違う分野の内容が入ってくるので、そういう時は記憶の糸を手探りしながら思い出す。でも、「いつまででもいいから、やってください」なんて言われたら絶対、後回しになって１年後にも仕上がってないだろうなあ。

  2004.09.11

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  「ソウルマイハート」黒田福美著

  「ソウルマイハート」黒田福美著 1988年に出版。単行本になったのが1995年なのだが、書かれたのはオリンピック以前となる。すっかり親韓国派女優として有名な著者である。NHKのドキュメンタリーなどで彼女の韓国語を聞いたことがある。決してうまいとはいえなかったが、また、撮影用、放送用といってはそれまでだが、どんな人たちの中へも溶け込もうとする姿勢はブラウン管を通しても美しかった。やっぱり女優さんだ。本書も韓国で、日本で、彼女と韓国人とのふれあいがテーマだ。しかし、レポートとは言え、なんでも口にいれるのにはたまげる。土曜日の「不思議発見」のレポーターをしていた彼女の姿も記憶に残るところだが、なんでも口にいれてたなあ。受験の模擬試験（日曜日）の前日、この「不思議発見」を見ていたら、翌日、世界史の問題になったことがあって、私はこの番組のファンである。感謝状を送りたいくらいだ。あ、その問題というのは、ベルサイユ宮殿の平面設計図みたいのがいくつかあって正しいのを選べっていうようなものだった。偏差値真っ只中の時代なので、一問の正解でも偏差値としてはぐんと上がるはず。本番の試験だったら、絶対放送局に電話してたと思うけど、模擬試験だったので、私だけの青春の思い出になっている。

  2004.09.10

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• 韓国の納豆・ヨーグルト製造器

  翻訳で「『ヨーグルトと清麹醤（みそ）』を自宅で作れる機械のマニュアル」の依頼があった。田舎風の豆入りの「清麹醤（みそ）」と、こしたみそをブレンドして韓国のみそ汁（テンジャン・チゲ）を作る。この会社のこの機械、どういう縁だかで私の手元にくるようになった。会社から翻訳者にプレゼント！なんてことではない。過去にもなかったし、未来にもないだろう・・。人からプレゼントされたのだが、メーカーを見たら・・ビンゴ！！まさに私が翻訳した会社のものであった。幸か不幸か、日本語の説明書はついてなかった。名前は載ってなくても自分の翻訳に偶然出会うなんて結構こっぱずかしいし、緊張するものだ。早速使ってみた。大豆を発酵させた状態はまさに納豆！！ちょっと大粒だったので（ふくれて大粒になった）きざんで、挽き割り納豆～！生卵をかけて食べた。韓国人って生卵は食べないので、すき焼きを食べに行っても生卵は食べない人が多い。もう一つのヨーグルトの方は、牛乳と飲むヨーグルト（「ブルガリス」←製品名ね）を混ぜて8時間かけて発酵させる。韓国には酸っぱい「ブルガリア・ヨーグルト」ってない。甘～く味付けされ、いちご、桃、ぶどうとかが入ってお子様用だ。最近は女性用かしらないけど、フルーツが入ってないのも販売している。でも、やっぱり甘いのだ！この機械で作ると酸っぱいのができる！感激！お好みでやっぱりジャムを入れたりするけど、自分で調節できるのが魅力！ぷるるんとした固さもポイント！今、この機械のとりこになっている。おすすめ！！あ、韓国在住の方には、です・・・。

  2004.09.09

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  「初ものがたり」宮部みゆき著

  「初ものがたり」宮部みゆき著 この本を元して下のドラマになったのかは、確かではないが、岡っぴきの茂七が主人公のＮＨＫ時代ドラマだ。↓http://www.nhk.or.jp/drama/archives/mo2/「茂七の事件簿・新ふしぎ草子」時代劇ってなんとなく敬遠していたけど、ドラマから江戸の文化をみるのもおもしろい。同じくＮＨＫの「お江戸でござる」は大ファンだ。喜劇の後に劇中の小道具、セリフ、衣装、設定などを講釈するのだ。公開放送の舞台が見たくて日本に帰る時に合わせて応募した。見事に落ちた・・。ＴＴ　４人か６人のマス席で見る。舞台の下手には花道もあって歌舞伎みたいだ。本も出ているが、まだ、私の本棚にはない・・。話を「初ものがたり」に戻すと・・舞台は深川。そこを中心として事件が起こり、岡っぴきの茂七が解決していくというストーリーなのだが、稲荷寿司の屋台が出てくる。（ドラマでは出てこなかった）屋台のおやじもいわくがありげなのだが、そこで事件解決のヒントをもらったりする。韓国の稲荷寿司は四角の稲荷を斜めに切った三角形をしている。三角の開いた面を下にする。食べるときはもちろんひっくりかえして逆三角にして食べる。ご飯は同じく酢飯だが、稲荷に甘さが足りない・・。四角いどっしりとした甘～い稲荷が食べたい。

  2004.09.08

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• 通訳業務無事終了！

  きのうに引き続き、今日も通訳の仕事。きのうの暑さとは違って台風のため大雨。仁川・九州、名古屋間は朝から欠航が決まったほど。きのう、英語で受け取った資料を見て、クライアントを怨んだが、ところがどっこい、再度届いた日本語を見ても私自身が理解でなかったし、クライアント同士が英語が通じるのでこんなに便利なことはなかった。ところで、この通訳業務は事務所を通しているが、事務所では「クライアントは、株式会社『あいう』（仮名）です」と紹介を受けていたのに、ご本人たちは『エー・アイ・ユー（ＡＩＵ）』と呼んでいるらしい。急にそう言われても頭も舌も耳も回らない・・。個人名で大恥じ・大失敗をかきそうになったことは以前にもある。市の名前か、人の名前か区別がつかなかったのだ。これは事前に漢字の読み方を調べなかった私のミスだ。韓国語がわからない人にはなぜ、市と人の名前が区別がつかないのかわからないかもしれないので、説明しよう。市は韓国語でも「シ」と発音。「～さん」も「シ」と発音する。ハングル表記は違うので、全くの同音異義語はないが、耳からだけの情報では判断ができず、ごまかして通訳していた。会話の中から、「人名」ではなく「市」であることが判明。事前の情報収集は気休めの薬であっても、服用をすすめる・・。

  2004.09.07

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• 通訳

  いつもは自宅で仕事を受け、自分のＰＣの前で翻訳をする私だが、今日は通訳に出る。通訳の依頼はいつも急だ。出張自体が急に決まるからだ。なぜ、急に決まるかというと、海外出張は経費がかかるので、ぎりぎりまで行かないでメールとか電話とかで処理するからだ。もう行くしか解決の道はない！ってところで出張になる。最近の韓国出張は、午前中について、午後から仕事（会議）、翌日もぎりぎりまで仕事をして夕方の飛行機で帰るパターンが多い。普段のコミュニケーション言語が英語だからか、通訳の資料を英語でくれる。韓国・日本語間の通訳を雇うのに、私にくれる資料まで、なんで英語でいいと思うわけ？！英語はわからんっちゅーねん！まったく。仕方ないので資料は見ないことした。意味ないから。以前の通訳では事前の打ち合わせなしに、資料もなしに契約書を一字一句口移しで訳せ！というので、頭に来て拒否した。そしてら、英語でやりとりし始めたけど、英語でやるから、余計変になるのが、わかんないのかな？！もう！今日の４時間はスムーズに終わってくれることを願おう。いざ、ヨイドへ出陣！※　通訳の業務時間は基本が４時間（延長あり）P.S.　日本語の資料が届かないと思っていたが、なんと迷惑メール！として処理されていた。メールボックスの容量がやけに一杯だなあ、と思って気がついた。日本語の資料に目を通したが、カタカナばっかりであんまり役にたちそうにもなかった。今回もやっぱり、事前の資料は気休め、緊張対策であると思うことにした・・・。

  2004.09.06

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  ソウル・鐘路のラーメン屋

  ソウル・鐘路のラーメン屋に行って来た。KENZOラーメン　↓↓ 場所は鐘路駅と鐘路３街の間のタプゴル公園の隣向かい。私が注文したのは醤油ラーメン。↓↓ 3000ウォン（300円）。トッピングは、ゆで卵（半分）、チャーシュー2枚、メンマ、ネギ。メンマが入っているのには嬉しくて心の中で泣いた。（マジ！）スープもどんぶりを両手で持ち上げて飲み干したかったけど、そこは理性が勝って、れんげを使って完食。※　韓国では器を持ち上げることはマナー違反。やきそばは6000ウォンと高めだったけど、子供の注文したのをもらったら、まあまあいけた。（少々油っぽい）子供は「日本と同じ！」と大喜び。ケンゾーラーメンを出て、タプゴル公園の方向へ横断歩道を渡ると屋台のたこ焼き屋がある。8個で3000ウォン。これは量の割に高いけど、この際、購入。さらに鐘路3街駅の方に行くと、マックがあるので、私はアイスコーヒー（1000ウォン）、子供はチョコのかかったソフトクリーム（500ウォン）をデザートとした。今日は、日本の味を堪能したけど、日本からの観光客には勧められないかも。外国暮らしが長くなると、メンマにも感動するし、醤油ラーメンにも感動する。日本の味覚が落ちている可能性大だから。それに、韓国に旅行で来たのにわざわざラーメン食べることない。その土地の料理を味わってほしいと思う。やっぱり、キムチとたくわんがついてきたことは、やっぱり付け加えるべき内容かも。寿司、うどん、などの日本食には必ずたくわんがつく。キムチ同様、どこでも無料、お代わり自由だ。最後に鐘路とは「チョンノ」と読む。私はたまに「チョンロ」なんて日本語読みなんだか、韓国語読みなんだか、混同して読んでしまうけど・・。

  2004.09.05

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  「本当は恐ろしいグリム童話」桐生操著

  「本当は恐ろしいグリム童話」桐生操著この本のシリーズって、流行ったんですよね？！聞いてはいたが、先日、ソウル・鐘路のヨンプン文庫でみかけた。ヨンプン文庫にあること自体が流行っている証拠なので、（？！←根拠・証拠はない・・）「フランス幻想小説」http://plaza.rakuten.co.jp/minabook/diary/200409020000/のようなヨーロッパの血みどろの残虐性のある話が決して嫌いではない私は早速購入！571円税別（あ、税込みで600円って意味ね。＾＾）が7740ウォン。（約770円）韓国は消費税はない。送料を考えたら、インターネット注文より安い。ちなみにおととい届いたハリー・ポッター第五巻は4000円＋300円の送料。4万ウォン＋3000ウォンって韓国の通貨で計算するとずいぶん高く感じる。この心理って外国暮らしの人にしかわからないかも。「4万ウォン～！！」なんて目玉を飛び出させても、「4千円ね、はいはい」なんていう感じがある。これは、決して単なる「ケタの違い」だけではない。収入と物価という長年染みついた金銭感覚というものが日本と韓国の間で交差してしまって金銭感覚が鈍るのだ。逆に日本人旅行者が外国で「やっすーい！」なんて買い物しあさっている姿はその土地の人にはひんしゅくものだ。その店の人はホクホクだろうけど、やっぱりカモくらいに思ってるんだろうなあ。そうそう、韓国で本を買うと注文カードっていうしおりみたいな「ふだ」はそのままくれます。でも、本のお尻っていうか、紙の部分にに購入日とスタンプが小さく押されます。なんでこんなことを書いたかというと、注文ふだの有無ってなにやらマニアの間では重要なことらしいから・・。詳しくは知らないが、大量生産される今では関係ないのかな？！

  2004.09.04

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• 「ハリーポッター」第５巻

  ハリーポッターの第５巻がきのう（9月2日）届いた。9月1日発売だから、めちゃくちゃ早い＆うれしい！本の厚さにファンとしてはうれしいような、時間がないのに、うんざりするような・・。まだ、読んでないので、感想も書けない。もうちょっと、おまけ、良いのないのかなあ～。アマゾンさん！

  2004.09.03

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• 「フランス幻想小説傑作集」窪田般彌　他著

  「フランス幻想小説傑作集」窪田般彌　他著　白水Ｕブックス「幻想」というより「ホラー」に近い。（「幻想」って「ファンタジー」だもんね。）フランスのモーパッサンなどが書いたちょっと奇怪な話を日本語訳してある短編集だ。悪魔とか、魔女、ミイラ・・など変な宗教を想像してもらえれば、内容はわかりやすいだろう。翻訳者の私からいうのもなんだが、翻訳本は読みにくい。原文が長いからって、そのまま訳すのも原因の一つだ。ましてフランスというあまり馴染みのない国の話だし、土地名が出てきても、ああ、あそこね！なんて思えない。また、詩的な部分もあってとっつきにくい。辛口の批評なのに、なぜ、この本が本棚にあるか。それは私の恩師が短編の一つの訳者だから。もちろん、先生が訳した部分はおもしろい！（急なフォローに走る私・・＾＾；）私市教授。さてなんと読むでしょう？！正解は明日。

  2004.09.02

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  「陰陽師」夢枕獏著

  「陰陽師」　夢枕獏著　文春文庫一時期流行したので、有名かも。韓国では野村満斉主演の映画が放映され、字幕で見たことがある。映画は、なんだか飛んだりはねたりの香港映画みたいであんまり好きにはなれなかった。ただ、陰陽師という人がいたこと、当時非常な重要なポストであったこと、それが信じられていたという事実がおもしろいと思う。陰陽師の屋敷が内裏の北東におかれていたこともおもしろい。最近はやりの風水でも北東は鬼門だ。きのう紹介したむかし・あけぼの-小説枕草子と合わせて読んだら気分はもう平安京。http://plaza.rakuten.co.jp/minabook/diary/200408310000/八つ橋食べたい・・。

  2004.09.01

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• 「むかし・あけぼの」―小説枕草子　田辺 聖子著

  「むかし・あけぼの―小説枕草子」〈上・下〉 角川文庫田辺 聖子著枕草子の著者、清少納言を主人公にした小説。平安時代が身近に感じられるような生き生きとした現代語で読める。清少納言が家庭の主婦のように書いてある部分もあるが、夫橘則光（たちばなののりみつ）の亡くなった愛人の子供3人を引き取ること（乳母はもちろんいる）一条天皇の中宮にお仕えする話、大臣（おとど）や他の女御たちとの会話、父親（清原元輔）の任地（出世）の話、夫との離婚の話。平安時代の行事なども目に見えるようだ。とんちや機転が利いたことはよく知られる話だが、人をやりこめるのではなく、常に笑いがあって、人間味溢れる平安時代の人々や清少納言に出会える。日本を離れて日本の歴史に触れると、現代の日本とは全くの無関係でないことが痛切に感じられるのだ。自国の文化って知ってるようでいるが、身近であるが故に、実は知ってるつもりでいるだけで、外国人に説明できないことが多い。

  2004.08.31

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  「鬼道の女王卑弥呼」　黒岩重吾著

  「鬼道の女王卑弥呼」〈上・下〉 黒岩重吾著 卑弥呼の祖父の時代から描いた小説。この本の中では卑弥呼の祖父・父も長（おさ）だ。中国から渡ってきた、となっている。日本に争いが絶えず、中国に渡る。元々いた土地だから、全くの未知の土地ではない。しかし中国も戦争が絶えず、また日本へ。今の時代から見ると、難しいことのようだが、ある程度の大きさの船があって、天気さえ見れれば、中国・朝鮮半島・日本としょっちゅう行ったり来たりしていたのかもしれない。平和な土地を求めて、争いに負けて逃亡し、あるいは、商売のために、情報のために、出世にために、宗教のために・・・きっと今の私たちが考える以上に交流があったのだ。国境はあったから、関所や門なんかもあったのだろう。川なり山なりの自然の関所はいっぱいあっただろうけど、まだまだ自由だったかもしれない。朝鮮半島は衛氏朝鮮（北朝鮮）、高句麗、三韓時代。中国は後漢の時代。日本は未開地で、中国、朝鮮半島との文明の差が大きい。ちなみにこの本の中でも耶馬台国は九州となっている。耶馬台（やまたい）は中国語の当て字で、それがやまと→大和となって奈良の方へ行ったらしいが、日本の史実的には空白の時である。「逆説の日本史・１参照」http://plaza.rakuten.co.jp/minabook/diary/200408170000/

  2004.08.30

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• 新羅ホテルでの再会

  数年前にお世話になったNHKのハングル講座（テレビ・ラジオ共）などで教えている先生がソウルの新羅ホテルに宿泊しているということで、会って来た。本も出版しているので一つだけ紹介したいと思う。「韓国人が日本人によく聞く100の質問」増田 忠幸・李 致雨・柴田 郁夫・李 和静 (著)日本文化などの疑問点などを解説している本だ。NHKハングル講座の先生とは、増田先生。先生と私の日本の家は数駅という近さ、時間でいうと15分だ。新羅ホテルには、李致雨さんも来ていた。李さんとも東京・神保町で会ったことがある。まさにこの本の打ち合わせの席でのことだった。こんな先生たちに囲まれているが、私といえば・・・（点・点・点）だけど。でも、皆、気さくでおもしろい方々なのだ。だから、呼ばれれば嬉しくて行ってしまう。新羅ホテルまで自宅から１時間もかかるのだけれど。※　新羅ホテルは、東大門の南、東国大と奨忠体育館に接している。 ホテルの後方に南山のソウルタワーが見える。免税店もあるし、ロッテホテルに並ぶホテル。写真は私の仕事部屋・本棚の前にて、有名人になって、インタビューを受ける私の姿（想像図）

  2004.08.29

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• 歯医者でコーヒー？！

  今、歯医者に通っている。韓国では引っ越ししたこともあって、数件の歯医者にかかった。予約が必要なのは日本と同じ。（時間がかかるからね・・）大きいビルに入っている歯医者を選ぶせいか（看板が目立ってるから。＾＾）、まず、ロビーがきれいだ。ホテル並かも。いや、ホテルより照明は明るいし、派手かもしれない。そして、どこでもお茶とかコーヒーとかが置いてある。夏はアイスコーヒーとアイスティだ。（ファーストフードにあるような、バーを押すと出てくるヤツ）でも、飲んでる人を見たことはない。歯を治療するのに、飲む気にはならないよね・・。治療後も・・。付き添いの人ってあまり多くはいないし、言葉通り付き添って中に入るから・・。総合病院、小児科、成形外科、内科、皮膚科、産婦人科・・。あんまり病院に行かない私（家族）だけど、1、2回は通ったことがある。でも、コーヒー置いてあるのってやっぱり歯医者だけだ。

  2004.08.28

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• 「楢山節考」（ならやまぶしこう）　深沢七郎著

  「楢山節考」（ならやまぶしこう）深沢七郎著　新潮文庫この本も映画になっている。主演は緒方拳だ。簡単にいうと、姥捨て山の話。貧しくて食べていけないので、ある年齢になると山に入って自然死を待つという風習。　それも方法というか、儀式みたいなことをする。子供が親を負ぶって山に入る、話してはいけない、下山の時は振り返ってはいけない、など。韓国では親の病気のために子供を煮て食べさせるという話も残っている。実は煮たのは子供ではなく高麗人参だったのが、自分の子供より自分の親を先行させる、その気持ちで病気が治ったという教訓的な内容もあるのだろう・・・。子供を犠牲にすると決心した夫婦の会話で「子供はまた産めるけど、親は一人だから」という言葉にショックだった。子供だって、親だって一つの人の命には変わりない。でも、重要なのは「逆説の日本史」の著者、井沢元彦氏の受け売りだが、それが事実かどうかはともかく、こういう話が教訓なり、美徳として伝わってきたというところにある。日本は姥捨て山の話が残るから親不孝で、韓国は子供より親を優先させるから親孝行だ、などという短絡的に考えてもらいたくないし、まして現代の日本では「親を大切にしない」ことへ正当化の理由にしてもらいたくない。表現はどうあれ、事実かどうかはともかく、（「楢山節考」は事実だったらしい）親孝行の大切さ、家族の大切さを思う気持ちから今まで伝わって来た話である。

  2004.08.27

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  「おろしや国酔夢譚（すいむたん）」井上靖著

  「おろしや国酔夢譚」（すいむたん）井上靖著これは映画にもなったので、知ってる人も多いかもしれない。主演は緒方拳。三浦綾子の「海嶺」も漂流民の話だが、この本もそう。「海嶺」ではアメリカ西海岸まで流されたけど、おろしあ（ロシア）まで流された漁民の話。これら漂流した漁民の共通点は生命力の強さはもちろん、字が書ける、絵がうまい（日本文化を絵で説明）、あきらめない、語学センスがある・・など。日本に帰るため、エカテリーナ2世と面会し、帰国を果たす。でも、鎖国中の日本では・・・。外国の文化を積極的に取り入れ、世界中のレストラン・食材が集まる今の日本の性格・性質からは考えられないような環境だ。「海嶺」は太平洋を横断したのだから、それは長く大変だったろうが、「酔夢譚」では極寒との戦いだった。

  2004.08.26

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• 「海嶺（かいれい）」　三浦綾子著

  「海嶺（かいれい）」　三浦綾子著伊勢湾から遭難した漁船がなんとアメリカの西海岸に到着する。生き残った３名の若者は、西海岸では先住民の奴隷として働くことに。そこを脱出し、アメリカ人（インディアンではない人々）に出会い、キリシタンに驚きながらも、日本で聞いていた印象とは違って文化的、文明的、紳士的であることを感じる。３人は日本を目の前にしたマカオで聖書の翻訳に携わることになる。ヨハネ伝からだった。「初めに言（ことば）があった。言は神と共にあった。」３人はこう訳した。「初まりに賢い者ござる。この賢い者、極楽と共にござる」ハワイから太平洋を通って日本へ行ければ良かったのだろうが、当時の航海上（貿易のルートなのか）の再び、南米（ぐるっと周って）→ヨーロッパ→アフリカ（ぐるっと周って）→インド→東南アジア→日本というルートだった。結局、日本まで来るには来たが、鎖国中の日本は絶対に彼らを受け入れない・・・。日本に入れはしなかったが、彼の地でそれなりに成功したらしい。翻訳をしている私は、辞書もなく手さぐりで言葉を探す作業がどれだけ大変か、その一方で発見もあり、楽しくもあったことか、と想像をたくましくしてしまう。そうそう、「解体新書」を杉田玄白が翻訳したことは、学校の教科書にも出てくるから有名だが、彼らもオランダ語を手探りで翻訳していた。でも、実際に目に見えるものを翻訳するのと、概念的な聖書を翻訳するのって、相当な違いがある。しかも、彼らは漁民、杉田玄白は医者・・・。差別するわけではないけれど、時代が「江戸」だもん。聖書の翻訳は（今から思うと）めちゃくちゃだったけど、すごいの一言。あっぱれ！！

  2004.08.25

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• 「お父さんからきみたちへ」衣笠祥雄著

  「お父さんからきみたちへ」明日を信じて　衣笠祥雄著野球の衣笠選手が過去を振り返って、子供たちに宛てた手紙のようになっている。父親として書きたくなかった、隠しておきたかった内容もあるんじゃないかな、と思う。まあ、それを書いてこそ「本」になりえるんだろうけど。格言みたいなことも載せてあるが、押しつけがましくもなく、ああ、こうやっって精神力を高めたんだな、とスポーツ選手の精神の強さを実感した。本書の中では著者は「お父さん」となっていて、「お母さん」こと、奥さんの支えが人並み外れた忍耐を要したんだろうな、と想像できた。韓国では、野球選手と結婚したタレントが、酒を飲んで夫に殴られて入院したのが話題になったっけ。たぶん、想像でしかないけど、こっちが普通のパターンで、現役のスポーツ選手とうまく行くには、そうとう女性の努力が必要なのだと思う。

  2004.08.24

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  「ディズニーランドという聖地」　能登路雅子著

  「ディズニーランドという聖地」能登路雅子著　岩波文庫ごらんの通り岩波の赤本。（↓）ディズニーランドのガイドブックではない。 ディズニーの社長の新しい遊園地の理想と構想から具現化された「ディズニー」という世界がわかる。建物（ショップ）の設計、アトラクションの配置、全てが細かく計算されてできた夢の世界。開園以来、何回もディズニーランドには行ったけど、この本を読んでから行くと、また違ったディズニーランドの内面をみれるだろう。といっても、舞台の裏側とかいう下世話な話ではないので夢が壊れることはないからご安心を。この本、出版されてから古い。あえて、ここで紹介したのは、大学時代、私はこの著者の講議を選択していたからだ。ああ、これで出身大学までばればれだ。＾＾能登路雅子先生、（あだなはのとちゃん）貫禄あったなあ・・。

  2004.08.23

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  歯痛い（？！）ガム

  歯痛い（？！）ガムとは、こう書く。HAITAI。読めたあなたは、立派な韓国通！ HAITAIとは、ロッテのライバル会社、「ヘッテ」のこと。上の写真はヘッテの「ジャイリトール・ガム」だ。（きのうの日記参照）缶入りで便利＆かわいい。HAITAIと書いてヘッテと読むなど、ローマ字式で読めないのも外来語に関して難しいうちの一つだ。有名なところでは、韓国の首都のソウルはSeoulと表記するし、choiって名前は、チョイさんではなく、チェ（崔）と読む。冬ソナのチェ・ジウの「チェ」である。これは、日本語より母音も子音も多いからで、韓国語の母音と子音によって組み立てられた表記法によるものだ。個人の名前とか、住所とかを英語表記する時、よくわからないので、韓国人にたずねるが、韓国人もよくわかってないらしい。ガムの話に戻るが、私は韓国人のガムの食べ方にはストレスを受ける。特に見た目も実年齢もおばさんって呼んでもいい人に多いのだが、口を開けてガムを噛む。そしてどうやって口を動かすのか、パチッ！という爪でも切ったような音を頻繁に出す。このクチャ、クチャ、パチッを近くでやられた日にはたとえ、満員電車であっても、座っていても、遠くに離れるくらいに不愉快なのだ。バスなんかには「ガムの音を立てないでください」なんて張り紙がしてあるけど、必ずクチャ、クチャ、パチッのおばさんに出会う。毎日かなりの確率で。口を開けて咀嚼する顔がいかに下品か、鏡を見て確認した方がいいと思うよ・・・。　

  2004.08.22

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  ジャイリトール

  「ジャイリトール」とは・・↓↓日本語のカタカナ（外来語）と韓国語の外来語って似ているようで違う。ジャイリトールもその一つ。ちょっと見ずらいけど、写真の上の薄緑の方に韓国語が書いてある。日本を離れて久しいと、新しい日本語はわからない。つまり、カタカナはその代表選手なわけだ。キシリトールで22,0000件あるが、キリシトールでも104件ヒットする。（なんかどっちでも正しいような気がする～。＞＜）アメリカに留学していた友達が言っていた。韓国人の英語ってとっても変。でも、アメリカ人には日本人の英語よりも通じるんだそうだ。とっても、ショックだった。韓国人の英語をバカにするつもりはないけど、つい笑ってしまう。でも、アメリカ人にはよく通じるなんて、今だに理解できない。

  2004.08.21

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• 「『交隣須知』の日本語」　斉藤明美著

  「『交隣須知』の日本語」　斉藤明美著　至文堂『交隣須知』とは、江戸時代から明治時代にかけて日本で最も広く用いられた韓国語の学習書。韓国との交流で、通信使とのコミュニケーションのため、当時韓国語の必要性は非常に高かったと思われる。『交隣須知』は200年間にわたる活き活きとした会話体を記録したものであるので、日本語史を研究する為にも、日本語と韓国語との対照研究をする為にも最適な資料となっている。2002年9月2日付朝日新聞「ひと」欄に著者が掲載された。この本の帯もすごい。韓国語を習ってる人ならNHKハングル講座のテキストを一度は手に取ったことがあるはず。そこで目にした先生（教授）の名前がずらりと並ぶ。ただ、本書は著者の博士論文に基づくもので、ちょっと難しいかも。この著者、実は私の恩師である。ミーナが青春を送った埼玉の高校の現国の先生だった。そして、ほぼ同時期に韓国に来ていたことがわかった。この先生は、数冊、本の出版をしているし、雑誌にも掲載していた。「同姓同名だ～」などと単純に考えていたら、ご本人だったことが数年後にわかり、さっそく連絡して再会。今は大学の学科長もつとめる教授なんだけど、今でもとっても気さくで、私を十数年前に引き戻してくれる高校の先生の顔のままだった。（いろいろとお話し、パンマルこそ使ってないけど、ずいぶん、甘えた生意気な言葉使いをしてました。*^^*)

  2004.08.20

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• 「不実な美女か貞淑な醜女か」　米原万里著

  「不実な美女か貞淑な醜女か」　米原万里著　新潮文庫著者はロシア語の同時通訳者。読売新聞でエッセイが掲載されたり、コメンテーターとしてTVに出演したりと活躍分野は広い。TVに出ているのは見たことない（見られない）のが残念。ずいぶん辛口だとか？！通訳者の間では、戸田奈津子さん並みに有名かもしれない。（尺度を計れないから、証明はできないが。）通訳・翻訳をする人が書いた本ってホントに少ない。この本は、言語は違っても通訳・翻訳の勉強になることはもちろん、エッセイとしてもおもしろいし、文化論的な理論・内容にもうなずける。ロシア語の通訳者だから、ロシアと日本しか知らない、ってことは全くなく、本の中で地球一周ができる。韓国人も出てきます。付箋をつけたり、アンダーラインを引いたり・・・私にとってはバイブルと化している。本を読んで著者に会ってみたい！と思ったことはあまりないが、この方にはぜひ会ってみたい。そうそう、「不実な美女」と「貞淑な醜女」という変な題名も翻訳に基づいている言葉だ。意味は本の中にある。

  2004.08.19

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  「外国人力士はなぜ日本語がうまいのか」　宮崎里司著

  「外国人力士はなぜ日本語がうまいのか」宮崎里司著　明治書院この本は日本語教師関連の雑誌の中で紹介されていた。プロ野球の外国人選手はいつまでたっても通訳を使い、日本語を覚えようとしないのか、日本語では話さないのに比べ、外国人力士は日本語がうまい。そうでなくても力士といえば口べたなイメージが強いから余計に外国人とは思えない。小錦なんて、NHKの日本語の番組で早口言葉も話してるし、朝潮龍も、モンゴル生まれの日本人と思ってる人もいるかもしれない。（いないって？！）逆に考えれば、私が外国語を学ぶ時にも応用できる、そう思って購入したが、効果は出ているのかは？？だ。とにかく、見た目よりも力士は若い！まだ子供といってもいい。古典的かつ保守的、排他的な伝統の世界でがんばるなんて、誰にでもできることじゃない。韓国出身の春日山王、ソウルに巡業に来た時、会ったけ・・。金・成沢（キム・ソンテク）というまだまだ少年のような顔を思い出す。

  2004.08.18

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• 「逆説の日本史」　井沢元彦著

  逆説の日本史1　古代黎明編 / 封印された「倭」の謎 　井沢元彦著　小学館このシリーズに出会ったのは韓国にいる知り合いの佐藤さん（実名）から第５巻をかりたような記憶がある。途中の巻だったのに、結果、はまった。＾＾井沢氏の歴史説には反対する意見も多いようだが、私はこのシリーズのファンを越えて信者になりつつある。古代中国や韓国との関係にも詳しいし、その内容は韓国に住む私が読んでも納得できる。きっと、外国にいる方が日本のことがよく見えるように、歴史についてもそういえるのかもしれない。・なんで日本は「倭」とだったのか、・卑弥呼ってホントは誰？！・邪馬台国はどこにあったのか、・第五章の「天皇陵と朝鮮半島編－日本人のルーツと天皇家の起源」は、日本では発言がタブー視されている点であるだけに興味深い。韓国では今上天皇が「天皇家の系図には韓国出身の高野新笠が先祖にいて韓国には興味をもっています」っていう発言をした時、韓国のマスコミでは取り上げたが、日本では全マスコミでカットされた。高校生でも知っている周知の事実まで曲げなくても・・・。中国から文化で伝来して来たってことは認めても、朝鮮半島から来たってことは認めたくないらしい。（そういう態度がまた、怒りを買う原因となっているのだろう。）歴史を読むと2000年って短いなあと思う。

  2004.08.17

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  「ユー・アー・マイサン」さとうゆうこ著

  「ユー・アー・マイサン」さとうゆうこ著これは第４巻。（↓）♪ユー・アー・マイ・サンシャイン～♪ではなく、作者の息子（サン）を４コマ漫画にしたもの。「絶対叱ってるよ～！」っていう場面が「どって」ってひっくり返る落ちになってるから、心が和む。このくらいのいたずら、叱るほどじゃないんだって、思える。私は漫画も好きだ。日本に帰省した時は後腐れのない４コマ漫画を良く読む。続きが読みたくなくストーリー性のあるものは体に非常に毒だ。手に入れるのが大変だからだ。でも、最近は4コマ漫画の落ちもわからない時がある。時事性があったり、ＣＭなんかをパロっているものはわからない。この漫画は絵もかわいいし、どってっとひっくり返る古典的なオチも何だかとても気に入っている。そうそう、韓国でも「ようこちゃんのなんとか」っていう日本人が韓国語で書いた漫画がある。（私の本棚にはない。）韓国の印象を書いたもので、特に目新しいことはないけど、漫画にすることによって韓国人にも受け入れやすい。韓国を批判するようなことは一昔前まで特に日本人は発言することも許されなかった。時代が変わったとも言えるし、韓国人に余裕ができたとも言える。とにかく、住みやすい国になってほしい。ただそれだけだ。

  2004.08.16

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  韓国の振り替え休日

  今日は８月１５日、終戦記念日。韓国では「光復節」という。祝日だ。日本が敗戦を迎えたことで、自由・独立し、光が戻ったという意味だ。午前中、大統領を迎えた正式な式典がある。何かの国家的意味のある祝日には必ずこのようなセレモニーがある。（祝日だからといって国家的な意味を含んでいるとは限りません。韓国ではクリスマスやお釈迦様の誕生日も祝日なんです。）家の前やマンションのベランダなどに旗をたてる筒みたいのがあって、国旗の棒を筒に入れると同じ角度で旗がひらめく。その旗を見て、今日は「祝日」なんだなあと実感する。今年の光復節は日曜日だから、忘れていて、旗を見て思い出した。日本では日の丸といったら、なんだか右とか軍国主義とか、危ない人とかイメージされるけど、こんな国、世界でも日本だけじゃないのかなあ。自国の国旗の掲揚を拒否するなんて。（歴史的な背景はともかく、今はこれ一つに決まってるんだから・・。）韓国の国旗って真ん中の○にも周囲の棒みたいのにも意味がちゃんとある。幼稚園では塗り絵、小学校１，２年生ではきちんと描くのが課題。自分の国や国旗に誇りを持てるのってかっこいいと思う。 そうそう、韓国の振り替え休日ってないんだよね・・。だから明日は仕事。今年はすっごく損した気分・・・。（どよ～ん）

  2004.08.15

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  男の子の民族衣装（写真アリ）

  韓国の民族衣装は「チマ・チョゴリ」とは言われない。「韓服（ハンボク）」という。「チマ・チョゴリ」とは、「スカートと上着」という意味。（注意：チョゴリとは合わせになっている赤ちゃんの産着のような服を指します。韓国語で「うわぎ」というとジャンバーなどの意味になるからちょっとややこしい）男の子は当然、「チマ」ははかないから、「パジ・チョゴリ（ズボン・上着）」という。 今日は土曜日。最近、翻訳フリーランサーとして登録している会社に出社している私は土曜日に家の用事を済ませなければならない。携帯のアフターサービスに電話する。-　総合案内、代理店・・何度もかける。「○○は問題ありませんよ。△△の問題じゃないですか？」別のところに電話する。「△△は問題ありませんよ。□□の問題じゃないですか？」→結局、原因はわからず、解決もせず。インターネットのケーブル会社に電話する。-　４月に加入したのに加入のプレゼントが贈られて来ない。もう何度目だろう。その度にあっちに電話しろ、こっちに電話しろ、こっちから電話するから待て。いくら待っても来ないからまた電話する・・そして、結局はけんかのようになる。もううんざりだ。どうせくれるプレゼントならさっさとくれればいいじゃないのさ！→結局、この戦いは２時間かかって、プレゼントは物でなく、現金を振り込むことで終局を迎えた。そして、今はうちでは浄水器の点検・掃除の人が来ている。でも、仕方がない。土曜日の午前中だけでも、営業していて電話がつながるだけでも、点検に来てくれるだけでもありがたいと思わなければ・・。韓国も日本みたく「ゆとり」とかいっちゃって、もうすぐ、完全週休２日制になったら、かえって不便なことが多そうなんだけど・・・。皆、仕事しろ～～！！働け～！私も翻訳の締め切りに追われてホントはこんな所にいてはいけないのだった・・。（仕事しよう・・・）

  2004.08.14

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• 「もの食う人びと」　辺見庸著

  「もの食う人びと」辺見庸著　角川文庫この本は、ある本の中で紹介されて、興味をもって購入した。（「ある本」というのも後々紹介することになるだろうが、米原万里さんの本。）著者は世界を回って食べ歩く。しかし、グルメな旅行ではない。世界中を回り、そこの人びとの食べるものを共に食べ、ふれあう。バングラディシュでは金持ちがレストランで食べ残した残飯を食べ、東欧の塀の中で囚人と食を共にし、セルビア正教会で修道士と貧しい食事を共にし、エチオピアでは、コーヒーに塩かバターかと聞かれ、韓国では気むずかしい儒学者ときびしい食事作法で食事をし・・。マニラの離島での人魚（ジュゴン）の肉の話、フィリピンのミンダオ島で日本兵が人肉を食べた話も登場する。「私の祖父は日本兵に食われました」と村人は言った・・。「食」ほど素敵な快楽はない、と著者はいう。でも、「食」故の差別もあった。ドイツがトルコを、日本が中国、朝鮮を、沖縄を差別した歴史。食は命の基本的な営みである。その営みを十分にできないまま死を迎えるしかない人もいる。死と生と食は隣り合わせになってる、そう考えさせられる本だった。

  2004.08.13

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• 本の入手方法

  外国に住む私にとって、日本語の本はなるべく安く手にいれたい。できれば、ただで読みた～い！＾＾ということで、韓国に住む日本人とは本の貸し借りをよくする。きのう、コメントを残してくれたはんらさんも私の大事なお友達の一人。ただ韓国語で「友達」っていうと同じ年に限られるから、直訳は禁物。尊敬を込めて、お姉さんとか、先輩、などと呼ぶ。一時近くに住んでいたこともあって、その時は主に、はんらオンニ（お姉さん）が私の本棚から本を持ち出しては返しに来て・・って感じで行き来していた。それから、お互いに引っ越して・・・最近では、どこから手にいれたのか大量の古本をはんらオンニが郵送で送って貸してもらっている。ホントは「着払いで送ってください」って言わないといけないんだろうが、その点は甘えてしまっている。もちろん、お礼はする。輸入品コーナーで買った日本のお菓子だ。味ごのみ（せんべい）、クッキー、マシュマロ・・。値段は定価よりもちょっと高いくらいだ。２倍まではしないと思う。たぶん。日本から製造技術を学んで契約したとか、いや、全くの偽造だとかいう疑惑つきのめちゃくちゃ問題のある「ひよこ」も送ったけ。＾＾外国暮らしは日本のものにノスタルジーを感じ、非常に貴重に思う・・・。ということで、きのうの女性セブンなんかの雑誌も簡単には捨てない。貸してもしっかり返してもらうのだ。＾＾貸しても来ない人には貸さないし、韓国人は本を大切に扱わないので、ちょっと注意が必要。図書館で借りた本でもアンダーラインなんか書き込んでいる。はんらさん、そのうち、女性セブン、送りま～す。

  2004.08.11

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• 日本の雑誌

  韓国人の友達が日本に留学している関係で、夏休みなど、韓国に帰って来るときに「本を買ってきて」とお願いしている。本といっても最近はインターネットで購入できるので、雑誌、特に週刊誌をお願いしている。値段も手頃だし。もっとも私は留学生の彼女には恩を売るものがある。彼女の日本語の論文の添削をしているのだ。まあ、それはいいとして、この夏の帰省の際に買ってきてくれたのが、「週間セブン」だ。ヨン様ブームで韓国の男性との結婚を望む日本人女性が増えて結婚相談所に登録しているとか・・・。韓国の男性は東洋のイタリア人といわれている。落とすためなら、あの手、この手。押してもだめなら、もっと押す！そして、落とした後は・・・・・。「冬ソナ」のヨン様みたいな男性がいたら、とっくに韓国人女性がゲットしているでしょう！ヨン様自身が独身っていうのは、ちょっとツジツマが合わないような気もするが・・。＾＾；

  2004.08.10

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