７号室から

またまたずいぶん久しぶりに日記を書いています。一学期の授業がすべて終わり、仕事も一段落したところで再開することにします。過去の日記はできる範囲でさかのぼる、ということで。

さて、日記の再開にふさわしく、あやちゃんち訪問が今日のトピックです。16日に大学時代の友人が、あやちゃんちの姫に会いに来る、ということで、そのための打ち合わせとの名目で一ヶ月以上ぶりに訪問することになりました。夕方に外にいることがほとんどない私には、想像以上の暑さ。自転車をこぐ黒いパンツをはいた脚に太陽の熱気が集中するのを感じながら、カワウソ宅にたどり着きました。今からこんなに暑かったら、8月はどうするのでしょう。

へろへろでたどりついた私を、あやちゃんはぴかぴかの笑顔で出迎えてくれました。カワウソ氏も一旦帰宅していて、デジカメを姫に向けながら姫の笑顔の撮影に余念がありません。一ヶ月ぶりに会う姫は、ずいぶん視線もしっかりしていて、ぷくぷくと赤ちゃんらしい姿に成長していました。終始手足を動かしながら、にこにこしていて本当にかわいらしい！　正面から見るとあやちゃんそっくり、横を向くとカワウソさんそっくりで、DNAの仕事の絶妙さに感じ入ることしきりでした。

赤ちゃんがいて大変だから、用件を済ませたらおいとましようと思っていたのに、あやちゃんの「今日はゆっくりできる？」の言葉にいとも簡単に長居することを決定した私。結果的に6時間ほども居座ってしまいました。

訪問の名目であった相談はものの10分ほどで終了。あとはとりとめも無くずっとおしゃべりしていました。「やっと整理した」という二人の結婚式のアルバムを見せてもらいましたが、写真の中のあやちゃんはいかにも初々しい若奥さんという感じ。今でも本来のフレッシュな感じは変わらないのですが、目の前にいるあやちゃんはこの3年の間に、一家の主婦としての風格をずいぶん身につけられたようです。家庭を築き、支え、守ってきたことが、こうやって風格になっていくんですね。かたや私は、と結婚式の写真に一緒に写っている自分を見ながら「私が身につけたのは更なる脂肪だけだな…」と一人自分の3年間を総括しました。

しばらく姫をだっこさせてもらいました。前にだっこさせてもらった時より首もしっかりしてきて、より安心してだっこの体勢を変えたりできました。背中をそったまま、始終きょろきょろ首を動かしている様子がなんともかわいらしい。勉強好きのパパとママの血をひいて、今からいろんなこと勉強しようと脳をフル回転させてるのかな。時々口角をあげて笑うのを見るとこちらもとろけてしまいそうです。これから自分の力で生きていくための技術を日一日と身につけていく様子を見守ることは、きっと大きな喜びなんだろうな。日々奮闘するママに、姫はそうやって恩返しをしていくんですね。

さて、我が家に帰宅してからのできごと。こむぎが寝ている部屋には、今私も寝ているのですが、さあ寝ようという頃に体長五センチくらいの大きなゴキブリが出現！　次の瞬間どこに行ったかわからず、「あんなのがいる部屋で寝るのはやだ！」と騒いでいると、いつの間にかこむぎがしとめてくれていました。

ひっくりかえってぴくぴくしているごきぶりに、さらに執拗に攻撃をしかけようとしているこむぎ。しかし、ゴキブリをパンチした脚で部屋を動き回られるのはかなわない、と、妹と二人でこむぎを押さえつけてペット用のウエットティッシュであちこちふきまくりました。獲物をしとめた興奮がさめやらないこむぎを押さえつけるのは大変でしたが、なんとかふき取って一安心。自由にしてやってからも、ごきぶりがいたあたりを一生懸命探しているこむぎは、やはりハンターなんだな、と感心しました。今後、ゴキブリをやっつける、という嫌な役をこむぎが引き受けてくれると思うと、ちょっと気が楽です。その前に、二度とごきぶりがでないように、ホウ酸だんごを買ってこないといけないんですけどね。