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さっき書いた話は、本当は昨夜書いたんだけど、どうやらUPせずに、そのまま寝たらしい。
ていうか、今週末は珍しく一切外出をしなかった。 ここんとこ毎週末、何かあって出かけてたから、家のことを何かやればよかったんだけれども、結局ダラダラと本を読んで終わった。まあ、借りてた本含め、時間なくて積んでた本があらかた片付いたので、良しとしてみる。 伊坂幸太郎「重力ピエロ」 伊坂幸太郎の作品は、これで3作目なのだが、いくつか思ったことがあって。 まず、登場人物に、魅力的ながらちょっとした変人がいる。そして、動物好きがいる。さらに極論を話す人間が出てくる。 例えば、”陽気なギャングが地球を回す”には、ニュージーランドや羊が好きで「人間なんか羊に食べられてしまえばいい」という青年が出てくるし、”重力ピエロ”には、殺人を犯した少年についての議論で、「殺人を犯す前に、犬や猫を殺す、という兆候があった」と聞いて、「じゃあ殺したなら死刑だ」とすっぱり言い切る人間が出てくる。 描かれる日常は、本当に穏やかで、登場する人々のやりとりはユニークで面白い。 けれど、その合間に覗かせる不審な行動や、奇妙な出来事に、何だか不安を感じる。 何かが裏で起こっているのがわかるのだけど、それがはっきり出てこない。 主人公の視点で描かれていても。 人に魅力を感じれば感じるほど、怖いというか、哀しい。 でも、好きだけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.19 00:14:18
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