2007/03/04(日)16:37
「Quizです。」
同期に、先日のミスドの話をしてみた。ら、こんなことを言われた。
「何かそれってアレみたい。ほら、CMで、お父さんが『息子の趣味は...』って言って、その先言えないやつ」
「ああ、ACじゃん」
「そう、AC。似てない?」
確かにそうかも。
うちの中では、父親だけ異端な感じがする。
それはたぶん、昔からあまり家にいない人だったから、というのもある。
だから、相手を知らない。
だから、相手とどう接して良いか、知らない。
僕が幼い時から、父は8時過ぎに家を出て、帰りは22時を過ぎていた。
月曜~金曜、土曜は隔週で働いて、日曜は10時過ぎまで寝ている。
普段顔を合わせるのは、朝の少しの時間だけ。
夜は、僕たちが眠った後に、帰る。
家のことは全部母がやっていたし、だから僕たちは母に育てられたのだろう。文字通り。
上の弟が小学校に上がって、近所の少年野球チームに入ると、元々野球好きだった父は休日も家にいなくなった。
ていうか、休日の家には誰もいなくなった。
父は弟について行ったし、母は、チームに入っている子の親たちが監督やコーチにお茶を用意する当番でしばしば下の弟を連れて一緒に行っていた。
僕はだけついて行かず、家で犬と遊んでいた。
寂しかったのだろう、と母は言う。
僕は、よくわからない。
別に、いてもいなくても良かったような、気がしている。
まあ、そんなわけなのだが、同期のこの話を聞いて、結構前のドラマを思い出した。
Quizっていうやつ。
池袋ウエストゲートパークと同時期にやってた気がする。
ちゃんと観てたんじゃないので、あんまり詳しいことは言えないのだけど。
確か、子供が誘拐る事件が相次ぐ話。
それの最終話が、印象に残ってる。
誘拐された子供がみんな出てきて、両親に言う。
「Quizです。僕の一番好きなもの、なーんだ?」
親は答えられない。
省みられることのなかった、子供の復讐。偽装誘拐。
このドラマ、確か主人公が常時ハサミを弄ってることで問題になった。
それに加えて、この結末。
当然、と言うべきか、批判的な意見が多かった。
親はどこまで知っているべきか。
僕は親じゃないんでよくわからないけれど、1つ言える事は。
子供は、結構、嘘つきますよ/笑。
優等生には、注意した方が良い。