2013/03/13(水)11:27
天晴れ!な戦国武将:九戸政実『天を衝く』/高橋克彦作
直木賞作家高橋克彦の小説にハマっている
あまりの面白さに、読みだしたら止まらなくて、
寝る間も惜しんで読みふけっている(^_^;)
昨夜も気が付けば午前3時だった・・・・・
お陰ですっかり寝不足の日々
NHK大河ドラマの原作「炎立つ」
今年BSでドラマ化された「火怨」~北の耀星アテルイ~
そして、高橋克彦、陸奥三部作の最終章!
「天を衝く」~秀吉に喧嘩を売った男、九戸政実~
いずれも時代こそ違え、陸奥の男たちの生きざまを描いた歴史巨編
読んでいるこちらもすっかり小説の世界に引き込まれ、
血沸き肉踊り、胸が熱くなる・・・・・目頭も熱くなる・・・・・
先日もファミレスで号泣してしまったし(笑)
気が付けば主人公たちに心酔してしまっている
高橋マジックともいえる(笑)
今回の主人公、九戸政実(くのへまさざね)もスゴイ!
まさに天晴れ!な戦国武将
南部(現在の青森~岩手)の片田舎の一家臣にしておくのがもったいないくらい(笑)
高橋克彦「天を衝く」全3巻(講談社文庫)
おおよそのストーリーは次の通り
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【第1巻】
織田信長が天下布武を掲げた頃、
陸奥の南部家では内紛が続いていた
新たな時代を予見する九戸党の棟梁・政実は、
ついに宗家を見切った
戦の天才「北の鬼」九戸政実が、
武者揃いの一族郎党を束ねて
東北の大地を駆け巡る
【第2巻】
南部家棟梁が二代続けて怪死する激乱の事態
「北の鬼」九戸政実は、南に目を向けながらも、
南部一族内の権謀術数が蠢く陸奥に縛られていた
織田信長が殺され、伊達政宗が台頭する
天下人となった豊臣秀吉は、
二十万の兵を率いて東へ進軍をはじめた
戦国時代の知られざる豪傑の波瀾の人生はいかに・・・・
【第3巻】
目前に迫る十万の豊臣秀吉軍
日本中がひれ伏した敵に、
わずか五千の兵で九戸政実は喧嘩を売った
策を尽くし、鍛えた武力で敵を翻弄する九戸党
誇りをかけた最期の戦いを待ち受けていたのは・・・・・
「炎立つ」「火怨」からつづく、
陸奥の男たちの熱き魂を描いた歴史巨編「三部作」が、
万感の最終幕を迎える
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九戸政実・・・・・
地元岩手の出身ながら、
“九戸”という地名は知っていても
“九戸政実”という武将の名前は記憶になかった
が、とにかくホレる(笑)
今度、田舎に帰ったら、
旧跡「九戸城跡」や、政実の首塚に行ってみようかと思う
が、同じ岩手といっても
九戸城跡がある二戸市は青森と県境を接する北端の町
しかも岩手は四国とほぼ同じ面積をもつ広さのため、
何十年岩手に暮らしている人でさえ、
観光や特別な目的をもって出かけていかない限り、
主要な地域と近隣と町以外は行ったことがない!
という町がけっこうある
私にとっても二戸はまさにそういう対象で、
今回「天を衝く」を読まなかったら
一生行く機会はないかもしれなかった町である
実家のある遠野からだと、
途中まで高速道路を使っても2~3時間?いや、もっと???
でも、九戸政実に出会ったからには
ぜひとも行ってみたい
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