三十路女のヤマトナデシコな日々

2013/03/13(水)11:27

天晴れ!な戦国武将:九戸政実『天を衝く』/高橋克彦作

ダイアリー(49)

直木賞作家高橋克彦の小説にハマっている あまりの面白さに、読みだしたら止まらなくて、 寝る間も惜しんで読みふけっている(^_^;) 昨夜も気が付けば午前3時だった・・・・・ お陰ですっかり寝不足の日々 NHK大河ドラマの原作「炎立つ」 今年BSでドラマ化された「火怨」~北の耀星アテルイ~ そして、高橋克彦、陸奥三部作の最終章! 「天を衝く」~秀吉に喧嘩を売った男、九戸政実~ いずれも時代こそ違え、陸奥の男たちの生きざまを描いた歴史巨編 読んでいるこちらもすっかり小説の世界に引き込まれ、 血沸き肉踊り、胸が熱くなる・・・・・目頭も熱くなる・・・・・ 先日もファミレスで号泣してしまったし(笑) 気が付けば主人公たちに心酔してしまっている 高橋マジックともいえる(笑) 今回の主人公、九戸政実(くのへまさざね)もスゴイ! まさに天晴れ!な戦国武将 南部(現在の青森~岩手)の片田舎の一家臣にしておくのがもったいないくらい(笑) 高橋克彦「天を衝く」全3巻(講談社文庫) おおよそのストーリーは次の通り *************************************************************** 【第1巻】 織田信長が天下布武を掲げた頃、 陸奥の南部家では内紛が続いていた 新たな時代を予見する九戸党の棟梁・政実は、 ついに宗家を見切った 戦の天才「北の鬼」九戸政実が、 武者揃いの一族郎党を束ねて 東北の大地を駆け巡る 【第2巻】 南部家棟梁が二代続けて怪死する激乱の事態 「北の鬼」九戸政実は、南に目を向けながらも、 南部一族内の権謀術数が蠢く陸奥に縛られていた 織田信長が殺され、伊達政宗が台頭する 天下人となった豊臣秀吉は、 二十万の兵を率いて東へ進軍をはじめた 戦国時代の知られざる豪傑の波瀾の人生はいかに・・・・ 【第3巻】 目前に迫る十万の豊臣秀吉軍 日本中がひれ伏した敵に、 わずか五千の兵で九戸政実は喧嘩を売った 策を尽くし、鍛えた武力で敵を翻弄する九戸党 誇りをかけた最期の戦いを待ち受けていたのは・・・・・ 「炎立つ」「火怨」からつづく、 陸奥の男たちの熱き魂を描いた歴史巨編「三部作」が、 万感の最終幕を迎える *************************************************************** 九戸政実・・・・・ 地元岩手の出身ながら、 “九戸”という地名は知っていても “九戸政実”という武将の名前は記憶になかった が、とにかくホレる(笑) 今度、田舎に帰ったら、 旧跡「九戸城跡」や、政実の首塚に行ってみようかと思う が、同じ岩手といっても 九戸城跡がある二戸市は青森と県境を接する北端の町 しかも岩手は四国とほぼ同じ面積をもつ広さのため、 何十年岩手に暮らしている人でさえ、 観光や特別な目的をもって出かけていかない限り、 主要な地域と近隣と町以外は行ったことがない! という町がけっこうある 私にとっても二戸はまさにそういう対象で、 今回「天を衝く」を読まなかったら 一生行く機会はないかもしれなかった町である 実家のある遠野からだと、 途中まで高速道路を使っても2~3時間?いや、もっと??? でも、九戸政実に出会ったからには ぜひとも行ってみたい 【送料無料】天を衝く(1) [ 高橋克彦 ] 価格:770円(税込、送料込)

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