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ミニブタ『アト』のおうち

ミニブタ『アト』のおうち

アトの停留睾丸

我が家のアト(ミニブタ・♂)は『片側停留睾丸』です。
犬を飼ってらっしゃる方は「停留睾丸=睾丸癌になる」と思われますよね。

ブタは犬に次いで停留睾丸が多い動物だそうです(遺伝的な物ですね)・・・しかし、普通の家畜ブタさんは半年の命です。だから、ブタの停留睾丸が癌化する確率などのデータはないそうです。

そして、犬ならば手術をして体内にある睾丸を取り出すのでしょうが・・・ブタさんのお腹は脂肪がたっぷり!!
脂肪の圧力は、お腹を切ると言う事だけでも大変な事です。まして、お腹の中から探すと言うのは大変な事なのです。
ブタの停留睾丸の手術をした先生は・・・どのくらいいらっしゃるのかな?
(ミニブタを診察してくださる先生すら数少ないんですから)

アトが診て頂いている病院でも、過去に養豚場で獣医をしてらしたのですが・・・「麻酔の量もわからなしし、手術経験もないのでうちでは出来ません!」と言われ、ペットショップから紹介された病院でも(家畜ブタの去勢は実習でたくさんやった。目をつぶったままでも出来ると豪語してらしたが・・・)、「大変な手術やぁ~!!このまま、女性ホルモンで発情を押さえよう」と言う感じ。
実はこの病院で、手術前に3週間ほど『男性ホルモン』の薬を飲み、停留睾丸が降りるのを待ちました。そして手術に挑み(アト5ヶ月・体重9.9キロ)「睾丸も降りている」との事だったのですが、手術中にアトが暴れてたから、また入ったといわれました。そして、普通の睾丸のみ取り出されたのでした。

そして前の手術から10ヶ月後(アト1歳2ヶ月・体重25.4キロ))最後の望み・・・「家畜病院」で診ていただいたのですが、睾丸は降りていませんでした。
診断していただいた時に、エコーで調べていただくと・・・何やら影が映って「もしかしたら睾丸かも・・・?」と思い、手術していただいたのです。先生は、「お尻から切ってなければお腹から探しましょうか?」と言って下さったのですが・・・私達に『覚悟』が出来ずお腹に睾丸を残したままのアトと暮らしていく決心がつきました!
2度もアトに手術をさせる事になってしまいましたが、結局、去勢する事は出来ませんでした。(アトにはスマナイ気持ちでいっぱいですo(T@@To) クゥ)

なぜ、ここまで去勢にこだわるのか??と思われる方もいると思います。
「まわりにミニブタがいないのだから子どもが出来る事もないやろ?」と言われるのですが・・・子どもが欲しくなくて言うのじゃないのです。(育てられるなら欲しいくらいです♪)

オスのブタの場合・・・発情は毎日(1日何回でもですよ)でもあります。
犬とかの場合はシーズンがありますよね。ブタは違うのです。(今は豚肉の旬だからってないでしょ?一年中、繁殖してるから一年中美味しいブタ肉が頂けるんですよね。)
そして、牙が一生伸び続けます。しかも自分で牙同士をこすって鋭く削っていくんです。すると、チョッと顔を振っただけで血がピューってことになるのです。
まだ、私達が被害に合う分は飼い主として我慢できるのですが・・・やはり珍しいミニブタです。近寄ってくる人、触りたがる人がいます。アトが傷つけるつもりはなくても傷つけてしまう事があると、取り返しがつきません!!
去勢すると牙の伸びがぐっと、遅くなるそうです。
アトは寝てる隙に、少しずつニッパーで切ってやすりをかけてます。ほったらかしてたらもう、口からはみ出てるはずです。

あと・・・臭いもきつくなるそうですが、アトはあまり気になりません!(鼻が慣れてしまっただけかも?)


こんな事を書くと、ミニブタを飼うのって大変そうと思われてしまうかも??
普通のブタさんは、生まれてすぐに牧場の人が去勢してしまうのです。麻酔も縫合もしなくていいほど簡単な物です。(実際、去勢をした次の日に走り回っている子ブゥちゃんを見ました)
早くに去勢されたコは臭いもなく、発情の心配もなく、牙の心配もさほどありません♪
・・・が!!!
あまり早くに去勢してしまうと、おち○ちんが未発達な為にオシッコが残ってしまう子も居るようです。(まだペットとしての歴史が浅く、情報が少ないのが現状です)

ペットショップなどでは、去勢されていない子が多いですが・・・よ~く、調べて確かめて、信頼できるところで飼いましょうね♪(σ(ё@@ё) 私?ってか?)


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